アイドルとヘヴィメタルの融合を目指す3人組ユニット・BABYMETALが、8月9・10日にカナダ・モントリオールで行われる大規模ラウドロックフェスティバル「HEAVY MONTREAL」に出演することが決まった。
主にヘヴィメタル系やパンク系のアーティストが出演する「HEAVY MONTREAL」。今年のヘッドライナーはメタリカとスレイヤーで、そのほかにもアンスラックス、オフスプリング、バッドレリジョンなど、世界的に人気が高いバンドが多数出演する。当然ながら、同フェスに出演する日本人の10代女子によるグループは、BABYMETALのみだ。
このほかにも、7月4日から6日にイギリスで行われるロックフェス「Sonisphere Festival UK」への出演が決まっているBABYMETAL。しかも、メタリカ、アイアンメイデン、プロディジーなどがヘッドライナーを務めるメインステージでの出演となる。
さらに、7月にはフランス、ドイツ、イギリスでヨーロッパツアーを敢行。イギリス公演については、当初1000人規模のライブハウスを予定していたが、チケットが即完売し、2000人規模のホールに場所が変更している。
海外での人気がみるみるうちに高まっているBABYMETAL。しかも、海外のラウドロックシーンに受け入れられているのが大きな特徴だ。アイドルにも詳しい音楽ライターはこう分析する。
「BABYMETALが海外のシーンに受け入れられるようになった大きな要因は、生バンドにシフトしたことだと思います。日本のアイドルのコンサートは、トラックを流して歌を乗せるというのが基本で、BABYMETALも最初はそうでした。日本のロックファンならそれでも許してくれるかもしれませんが、海外のロックファンはそうはいかない。しかも、メタルのリスナーとなれば演奏に対するこだわりも強く、生バンドでないと認めてもらえないという状況があります」
また、ヘヴィメタルというジャンルであったことも戦略的に正しかったという。
「メタリカのようなコマーシャルなビッグバンドが君臨している一方で、世界中にはアンダーグラウンドなヘヴィメタルのシーンがしっかりある。世界中でレコードが200枚くらいしか流通しないブラックメタルのバンドと、メタリカを並べて聴いているのが、メタルのリスナーなんですよ。
しかも、メタルの場合は、キワモノバンドも少なくないけど、"ヘヴィメタル"というキーワードでつなげることで、それらを許容するだけのキャパシティーもある。日本の少女がやっているメタルバンドであっても、メタルのリスナーは音楽として面白がってくれるわけです。まあでも、なかには『あんなのメタルじゃねえ』と一蹴するオールドスクールなメタラーもいますが(笑)、BABYMETALはまだまだ海外で売れると思いますよ」(前出音楽ライター)
BABYMETALは、「世界的に進出した日本のアイドル」ではなく、「世界的な成功を収めた日本のヘヴィメタルバンド」となるのかもしれない。
【参照リンク】
・BABYMETAL
http://www.babymetal.jp/
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