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映画誕生以来、長らく「刑事役」の王座に君臨した名優はニコラス・ケイジだ(AOLニュース編集部調べ)。しかし、刑事役の王座に今一番近くアツい男が誕生した。それが、演技派・ジェイク・ギレンホールだ。映画ファンには多くしられていたギレンホールだが、一般層への認知度は今ひとつ。まだ知らない人も多いだろう。その圧巻の警察演技の実力を、華麗なるギレンホールのフィルモグラフィーで再考してみたい。


ギレンホールの警察演技が覚醒・熟成した作品は、記憶に新しい『エンド・オブ・ウォッチ』(12)。ヴィン・ディーゼル的な風貌(スキンヘッドとグラサン)でいつも腐敗している事のでお馴染みのロサンゼルス市警察の警官役に挑み、相棒マイケル・ペーニャとコンビで事件を解決するロス警官を熱演。ヤツは見た目にわかりやすい演技をするタイプじゃないが、情熱や狂気、恐怖や孤独などの諸感情を瞳の奥で表現する武器を装備。ギレンホールは警察官の心情を眼光だけで見事に演じ上げ、好評を得た。特に新宿二丁目界隈ではギレンホールファンが続出したとの噂だ。



その警察官・ギレンホールの最新作が、現在大ヒット公開中の『プリズナーズ』だ。今度は難航を極める少女失踪事件を追う刑事ロキ役で、遅々として進まぬ捜査に苛立ちを募らせ、成果がないことを娘の父親に叱責されるも、静かな執念を燃やすという若い刑事、その心情をギレンホールはココでも眼差しだけで表現! 口には出さずとも目がすべてを語っていて、哀愁と孤独がマスト条件の刑事役に、ギレンホールほどの適任者はいないとさえ思うほどなのだ!

思い返せば『ゾディアック』(07)の狂気に支配される漫画家役も、何度も悲惨な目にループする『ミッション:8ミニッツ』(11)の青年役も、いつだってギレンホールは瞳の奥で演じ上げていた。そのキャリアを経て、自身のテクニックが熟練した段階で年齢的な魅力も足され、『エンド・オブ・ウォッチ』(12)では哀愁も要る警察演技が覚醒・熟成!からの集大成『プリズナーズ』! 新しい刑事俳優の誕生を祝おうではないか!

『プリズナーズ』は大ヒット上映中

photo:
『エンド・オブ・ウォッチ』
(C)2012 SOLE PRODUCTIONS, LLC AND HEDGE FUND FILM PARTNERS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
『プリズナーズ』
(C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.

【参照リンク】
・『プリズナーズ』公式サイト
http://prisoners.jp/ 

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