ニコニコ動画といえば、初音ミクなどが歌う「ボーカロイド曲」や、ユーザー自身が歌やダンスをサイトにする「やってみた」といった企画が有名だが、その世界観を様々なジャンルの企画ブースを設けることで表現した「ニコニコ超会議」が、4月26日、27日の2日間、開催された。
3回目の開催である今回の新企画「大相撲 超会議場所」は、白鵬や日馬富士はじめ総勢250人の力士による大相撲イベント。会場とネットの双方で楽しめるとあって観客たちは大興奮。また、「超ボーカロイド」は、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を装着すると初音ミクが目の前に出現。合わせて3D感触インタフェース「Novint Falcon」.を利用すれば、初音ミクと握手したような感覚が味わえることから多くの人が列を成した。
そして、同様に賑わっていたのは、トヨタ「痛Gふぇすた出張編 in ニコニコ超会議3」の一角にある「Winglet×攻殻機動隊ARISE ~border:less driving~」。ブースには、人気SFアニメ『攻殻機動隊』に登場する輸送支援車両「ロジコマ」の模型が置いてあり、参加者はキャンペーンガールそっちのけで、写真撮影にいそしんでいた。
その結果、ツイッターでは、
「ロジコマぎゃわいい...」
「ニコ超、ロジコマも居た」
「ロジコマさんだー(・∀・)」
「ロジコマあああああああ」
「まさかいるとは思わなかった!!!」
「ロジコマ乗りたい」
「あ、ロジコマに乗れる訳ではないのねw」
どうやらニコニコ超会議で「ロジコマ」に会えたという予想外の出来事に、喜んだ人が多数見受けられたようだ。
一方、その情報を見たネットユーザー中には、「ロジコマそのものに乗れる」と勘違いした人も少なくなかったようだ。実際は、「ロジコマ」の赤いカラーリングを施したトヨタ製移動支援ロボット「Winglet」の試乗イベントだったのだが、思わぬ点で話題となった。
「Winglet」は1人乗りの電動2輪車で、重心移動することで前後に移動でき、ハンドルを傾けると左右に操ることができる。その機動性能の良さと近未来の電脳化社会を舞台に縦横無尽に駆け巡る『攻殻機動隊』の世界観とが重なり、今回のコラボレーションにつながったという。
主人公の草薙素子が、「ロジコマ」にまたがるシーンがある最新映画『攻殻機動隊ARISE』。ロジコマに乗れると思った人は、その場面を想像してしまい、興奮のあまり混乱してしまったのかもしれない。
【参照リンク】
・トヨタ Winglet公式ページ
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/personal_mobility/winglet.html
・『攻殻機動隊ARISE』公式ホームページ
http://kokaku-a.jp/
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