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「まだ本気出してないんだよね」 石橋貴明を驚かせた水谷豊の役者論

2014/04/24 22:00 投稿

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Filed under: TV, 国内, 芸能, カルチャー, 連載

3月にSeason12が最終回を迎え、4月26日には劇場版第3弾が公開される『相棒』。
その主演を務めるのは、言わずと知れた水谷豊だ。


水谷といえば手塚治虫原作の伝説的特撮番組『バンパイヤ』(フジテレビ)でデビュー後、『傷だらけの天使』(日本テレビ)、映画『青春の殺人者』、『熱中時代』(日本テレビ)、『刑事貴族』(日本テレビ)、そして『相棒』と各年代、長いスパンにわたってハマリ役を演じ続けている稀有な俳優である。

そんな水谷は『バンパイヤ』でデビューした後、一度役者を辞めている。
しかし、大学受験に失敗し、浪人生として生活するためバイトをしなければならないと仕事を探していた折、ちょうど「また役者をやってみないか」と誘われたという。一度経験した役者という仕事。どうせアルバイトをするのなら、経験をしたことのある仕事のほうがいいと思った水谷はそれを引き受けた。
だから、極端なことを言えばいまだにその「アルバイト」という意識が続いているのだ。
もちろん「これが最後でもいいと思ってやる」「俳優は自分がやりたいからといって続けられる仕事じゃない」という思いが根底にあるからだ。

「でもね、まだ本気出してないんだよね」
水谷豊は2月23日深夜に放送された『リシリな夜』(TBS)でそう言って石橋貴明の腰を砕けさせている。
「僕は目一杯ですよ」と笑う貴明の言葉に飲んでいる飲み物を盛大に吹き出してしまう水谷。
そんなことを言えるのは役者として絶対の自信があるからだろう。

「カメラの前に出たりとか、こう芝居をして手を合わせると、だいたいは勝負つくのね」
と水谷は言う。「勝ち負け......ではないんだけど、それに近い感覚。そうすると全部言うこと信頼してくれるし。やるのが一番早い。やると分かる」
実際に一緒に芝居をした途端、相手から信頼を勝ち得ることができるのだ。

「だから僕は、芝居をしてる時のほうが、その人が分かる。芝居してる時って芝居できない。だけど、普段の時のほうが芝居できるんだよね、人って。日常生活のほうが。台本がないから。だけど、台本があってその中でやると、どう本を読んだかだとか、どういう気持ちでその本を読んだかが見えてくるから、人が分かっちゃう。全部見えてきちゃう。だから芝居したほうがその人が分かる」

逆に普段は分からず、すぐ騙されると笑う水谷には、もう何十年も年末になると必ず言ってしまう口癖があるという。

「来年は本気出すよ」

文=てれびのスキマ(http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/)

【参照リンク】
・『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』公式サイト
http://www.aibou-movie.jp/ 

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