先週のNBAで実に微笑ましい出来事があった。元NBAの名選手アキーム・オラジュワンのサインボールをゲットした観客のひとりが、なんと近くにいた少年にそのボールをさりげなくプレゼントしたのだ。
この行為は観衆の拍手を誘ったが、実はその観客は日本人にも馴染み深い、あの有名スポーツ選手だった。
ヒューストン・ロケッツの試合に出席していた、同チームの黄金期を支えた伝説的な存在のオラジュワン。この日は彼が試合の合間にボールにサインを書き、それをマスコットが客席に投げ込むというファンサービスが行われた。
ファンならば喉から手が出るほど欲しいだろう、このサインボール。当然ながら多くの観客が我先にとボールに群がったが、ひときわガタイのいい男性が見事ゲット。大事そうに抱えて席に戻りホクホク顔...と思いきや、なんと何事もなかったのように近くにいた幼い少年にサッと手渡したのである。
このボールの貴重さが分かっている周囲のファンたちは、男性の振る舞いに拍手の嵐。父親に促され男性と握手を交わした少年も実に嬉しそうな表情だ。
非常に心温まる出来事だが、それにしても、このナイスガイの顔に見覚えはないだろうか...? そう、1996年から2009年まで大阪近鉄バファローズ~読売ジャイアンツ~オリックス・バファローズで活躍し、いまだ"史上最強の助っ人"と呼ばれるタフィ・ローズ元外野手である。
https://www.youtube.com/watch?v=dExI6Kywmog
動画では実況が「男の中の男だ」と賞賛すると、解説のクライド・ドレクスラー(オラジュワンと共にロケッツで活躍した名選手)がローズに気付き「彼は日本でもプレーした偉大な野球選手だよ!」とコメント。ネット上でも
「サラッとボールを渡すのがナイスだよね」
「すごくシンプルですばらしい」
「ドレクスラーがローズに気付いたのがすげえ」
「ロケッツは良いファンを持ってるなあ」
「今まで見た中で最高のナイスガイだ!」
「これは価値ある行為だよ」
と大絶賛。再生回数も現在100万を超えており、かなり注目を集めているようだ。
そのコワモテとは裏腹な親しみやすいキャラクターで日本でも多くのファンを獲得し、チームメイトとも良好な関係を築いていたローズ。海外メディアも「今回のすばらしい行為によって、この少年も彼のようなハートを持った人間に育つだろう」と絶賛している。
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