腐女子、枯れ女、ちょっと前では干物女など、女子たちをカテゴライズした名称がここ数年増え続けている。しかしそれと同時に、本来の姿を見せない「擬態化女子」も少なくないとか。素の自分を隠す「擬態化女子」の実態とはどんなものなのだろうか。
まずここで言う「擬態化」の定義だが、これは、自分のあり方や嗜好を隠すために、本来の自分とはそぐわない行動をすること。トレンド総研が20~30代の女性を対象に行った調査によると、7割の女性たちが「素の自分を隠している」と回答している。
具体的には、
「枯れ女:ボーイフレンドに困ってはいないように思われているが、実際は恋愛の仕方すら忘れてしまうくらい昔から恋をしていない。(25歳)」
「アイドルファン:男性アイドルが好きでコンサートやグッズに大金をつぎこんでいるが、周囲には言っていないし、知人が遊びに来るときは部屋のグッズを隠している。(26歳)」
「腐女子:部屋に大量にボーイズラブ漫画や同人誌などがあるため、人を呼ぶことができない。(22歳)」
といったかんじだ。
さらにここから、隠し続けておくための方法として、本来の自分ではない言動をとる、すなわち「擬態」しているかどうかを聞いたところ、二人に一人が「している」と回答する結果に。
その理由としては、
「まわりからの理解がなさそうな内容だから」(47%)
「自分の対外的なイメージが崩れるから」(44%)
「世間的にあまり支持率が高くない内容だから」(38%)
などが挙がり、例えば自分が好きな話題になっても興味のないふりをしたり、逆に否定意見を言ってしまうのだという。
また「その場のみんなの意見や、友達の性格、好みによって意見を変える」などスキル度の高い擬態も。中には「擬態化がもはや日常になってしまい、どれが本当の自分かわからなくなるときがある」という人もいるようだ。
意外と日常化しているらしい「擬態化女子」。身の回りにも意外といるかもしれない。
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