和を重んじる日本人にとって、世の中で普遍的なもの、平均的な値というのは気になるもの。巷で何が流行っているのか、自分の生活レベルは平均から見るとどうなのかなど、つい気になってしまうこともあるのでは。
そんな中で気になることのひとつが、「顔」。自分はイケメンなのか、そうでないのか。これは人生を大きく左右する、重要なファクターのひとつ。最近では何かと「イケメン」という言葉を聞くが、実際尺度はあいまい。しかし、簡単に言ってしまうと「普通」の顔よりもかっこよければイケメンということになる。では、「普通」とはなんなのか。
そうした疑問に、ある種の答えを出してくれたサイトがある。博報堂の「平均社員」というサイトだ。これはその名の通り、博報堂の若手社員500人のあらゆる部分の「平均」を具現し、CGで具現化した物。サイトに行くと、男性と女性、ふたりの社員のCGがあるのだが、この2名、顔や身長・体重、声や名前に至るまで、全てが社員の「平均」をとったものなんだとか。つまり、これを見れば少なくとも、博報堂内での「普通」の顔が分かることになる。
実際に画面で顔を見てみると、確かに何というか絵に描きやすそうな顔をしている。整っていると言えば整っているが、個性に乏しい気もする。これが普通として、これよりかっこいい顔をしていたらイケメン、そうでなければ普通以下、ということになるのだろうか。そう考えると、何だかハードルが高い気がする。
ちなみにこのサイトでは、「平均社員」に質問することができる。1日のスケジュールや住所、フェイスブックの友達の数などの質問項目を選ぶと、平均社員がしゃべって回答してくれるのだ。サイトを開くと冒頭で「どんどん質問してくださいね。平均的な回答をしますよ」と話す平均社員。
ちなみに、住所は男性社員の場合、東京都渋谷区が平均的らしく、家賃は平均10万4千円。「次に引っ越すなら中目黒に住みたいです」とのこと。さらにオフの過ごし方は「61.8%の割合で外出しますね。よく行くのはショッピング、映画、ドライブ」。本当に平均的な休日の過ごし方といった感じだが、たまに「18時間ずっと寝ていたり、セパタクロー社会人選手権に出てベスト4に入ったりしています」とのこと。博報堂らしい奇抜な社員もいるようだ。
また、質問項目には「イケメンですね」という項目が。さっそくクリックしてみると。
「そんなことないですよ。この顔は男性社員373人の顔を合成してつくられた、いたって平均的な顔ですから。声だって社員の音声データから導き出した、平均的な声ですよ」
......そんなことないらしい。確かに、「友達にイケメンがいるんだけど」とか言われてこの平均社員を紹介されたら、「うーん」となるかもしれない。かっこ悪くはないけど、イケメンかと言われると......。やはりさすがは「平均社員」、しっかりきわどいラインをついてきているようだ。
【参照リンク】
・平均博報堂社員
http://h-mp-recruit.jp/2015/heikinhakuhodo/
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