『グランドジャンプ』(集英社)にて連載中の同名人気マンガを原作にしたドラマ「Dr.DMAT」(TBS系、木曜午後9時)。番組告知ポスターの、燃え盛る炎を背に涙を流す主演の関ジャニ の大倉忠義のただならぬ表情と、「10秒迷えば命がひとつ消えていく」というキャッチコピーの通り、高速道路トンネル内での多重事故や雑居ビル火災など、極限状況下での一刻を争う人命救助の現場の壮絶さを描いた医療ドラマだ。
番組名にある、「DMAT」とは、医師、看護師、業務調整員で構成される災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)」の頭文字を取った通称だ。
13日放送の第6話においても、余命が1ヵ月もない末期がん患者の男性が足を機械に挟まれるという事故現場にDMATが駆けつける。そこで、医師でDMAT隊員である八雲響(大倉)は、男性自身が延命を望んでいないにもかかわらず男性の命を1日でも長らえさせるため、足を切断するという究極の決断を下すのだった。
それに対し放送後、
「私は、介護福祉士ですが、看護師ではないので、医療に関しては携えられないが心の苦!
(中略)学ぶべき事がこのドラマを通じ、勉強にもなります」
「昨日のストーリーには、私が実感したことが沢山散りばめられていて、冒頭から泣けました」
といった医療関係者を含む共感の声が掲示板に書き込まれるなど、高評価を受けている。そんな当ドラマの主題である「DMAT」と製作の裏側について、番組関係者に話を聞いてみた。
「災害大国と言われる日本ですが、災害現場での医療に挑んでいる『DMAT』の存在は、ほとんど知られていません。彼らの姿を通じて、いつ起きるかわからない災害のために備えるきっかけにしてほしいと考え、災害シーンの再現にも、連続ドラマとしてかつてない規模、手間をかけています」。
そのようにして徹底的に表現された災害医療の現場について、「海外ドラマをみているような迫力がありました。投げかけられたテーマもです。こんな問題作、演じている役者さんの精神状態も心配になります」(※原文ママ)という視聴者からの反響もぶつけてみると...。
「今回題材にしている災害医療の現場は、助からない方が多いのが現実です。その世界を表現している以上、死を必ず表現しなくてはならない。痛快なだけでは終われない。これは制作側にとってもかなりのストレスです。ただ逃げるわけにはいかないので、キャストは精神的な苦痛に耐えながら、ドラマの中とはいえ、一人でも多くの命を助ける姿を見せたいという気持ちも持って撮影に挑んでいます」。
これから最終回に向けて、土砂崩れや大規模地震など今まで以上に大きな災害に立ち向かっていくDMATの姿が描かれるという本作。災害シーンの規模も、演じる場面への精神的プレッシャーも、どちらも過酷さを増していくと予想されるなか、俳優たちのまさに"命懸け"の演技に今後も注目だ。
【参照リンク】
・木曜ドラマ劇場『Dr.DMAT』公式サイト
http://www.tbs.co.jp/DrDMAT/
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