装着すると戦闘力が飛躍的にアップするハイテク・バトルスーツ...というのは、もちろん映画『アイアンマン』の話だが、実はそんな戦場用バトルスーツを「実際に米軍が何年もかけて開発している」という夢のような話がある。
しかもそのバトルスーツ、試作品を早くも今年の夏にテストし、2018年には戦場で実用化する計画だというのだ。スーツの研究開発チームが目指しているという"性能"をざっと挙げると、
・ステルス性
・太陽光エネルギーが動力
・着用している兵士の健康状態を逐一把握してモニタリングできる
・周囲の状況や詳細をディスプレイして戦場での思考をサポートしてくれる
・自然な装着感
などなど「まんまアイアンマンじゃん!」と言いたくなるような、完全にSF世界のシロモノ。しかし、この計画には実に56もの企業、16もの政府機関、13もの大学、そして10の国有研究機関が携わっており、発案はアメリカ特殊作戦軍という本気も本気、超マジなプロジェクトなのだ。
このスーツ開発、とある作戦を遂行中に暗い建物内部に侵入した兵士が戦死したことをきっかけに、兵士の安全と機動力を向上させる方法を模索し始めたのがそもそもの始まりだという。可動性と防御性の両面を考慮して"磁場や圧力、熱変化、兵士の状態に反応して急速に硬質化する特殊液体金属"の使用が試みられているとのことで、まさに現代の先端テクノロジーを全て導入したようなスーツなのである。
このスーツを装着しさえすれば、弾丸などの攻撃から身を守ることができるのはもちろん攻撃力もアップするし、とにかく兵士が命を落とす確率が格段に下がることは間違いない。あらゆるハイテクを装備した、夢の"リアル・アイアンスーツ"。映画と同じく飛行機能も搭載される...かどうかは、夏のお披露目までのお楽しみということで。
【参照リンク】
・US Military Ready To Test Real Life Iron Man Battle Suits This Summer
http://www.buzzfeed.com/patricksmith/us-military-ready-to-test-real-life-iron-man-battle-suits-th
■関連リンク
【動画】『アイアンマン3』、マーベル史上最高のアクションシーン!
タリバン兵200人の攻撃から1人帰還した男、M・ウォールバーグ『ローン・サバイバー』特報!
ヤマト発動機工場潜入レポート 職人技が光る、日本の製造業の未来があったぞ!
| Email this | Comments