現在は北半球では極寒、南半球では酷暑に襲われている我が地球。北欧ノルウェーではあまりの寒さに、ニシンが一気に凍ってしまったとか。
この現象が起きたのは、先週厳しい寒波に見舞われたノルウェー北部のロブン(Lovund)島。ノルウェー海洋研究所のAril Slotte氏は、天敵によって浅瀬に追われた魚たちが水面よりも深い場所(=凍らない場所)に逃げる時間がなかったと推測している。
【動画】あまりの寒さに魚たちが瞬時冷凍...!
https://www.youtube.com/watch?v=JHT7h8SWTJs
米海洋大気局によると、海水が凍るのはマイナス1.9度になった時で、それよりも低いと真水も凍るという。当時のロブンの気温はマイナス7.8度で、しかも強風だったそうだ。しかも、ニシンの他にもカエルなどの小動物、そして巨大なヘラジカまでもが氷に閉じ込められてしまったとか...。
ノルウェーでは2012年1月にも、20トンもの死んだ魚が浜辺に打ち上げられる現象が発生。大量死の理由として酸欠や病気、局地的な荒天が挙げられているが、いまだにはっきりとした原因はわかっていない。いずれにせよ、海での動物の大量死は環境の不安定さが関わっているともいわれ、そこには急激な気温の変化や人間の行動といった要素も含まれるとか。
記事を読んだ人からは「自然が冷凍してくれた無料の食料だ!」などという呑気なものから、「地球温暖化は本当にひどい」といった懸念まで、さまざまな意見が飛び交っている。今回は自然と共存しているはずの魚でさえ対処できなかったわけで、改めて自然の脅威を感じる出来事だ。
【参照リンク】
・It Was So Cold In Norway Fish Froze In Place
https://www.youtube.com/watch?v=JHT7h8SWTJs
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