現在東京都東久留米市ひばりが丘で推進中の「(仮称)ひばりが丘Re-Dream計画」が注目を集めている。
最寄駅である西武池袋線「ひばりヶ丘駅」から「池袋駅」まで急行電車で15分という、都心にもスムーズなアクセスも特徴なひばりが丘。徒歩圏内にはフードコートや医療施設などが100店舗余りも入ったイオンモール東久留米や西友があり、生活しやすいエリアとしても知られている。
そんなひばりが丘にあるのが、1959年に首都圏初の大規模住宅団地として建設された「ひばりが丘団地」。当時の北多摩郡保谷町・田無町(両町は現:西東京市)・久留米町(現:東久留米市)の3町にまたがる区域に立地し、東京ドーム7個分の広さ、さらにはモダンな団地景観と暮らしやすい街区設計により、開発当時は先進的な憧れの街として全国に名を馳せていた。
現在は建て替え中で、住棟の集約&高層化が進んだため、空いた敷地を「ひばりが丘団地再生事業区域」として、民間企業による分譲住宅の開発にあてようというのが今回の「(仮称)ひばりが丘Re-Dream 計画」だ。
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が民間企業を初めて事業パートナーとし、官民連携のもと、UR都市機構がもつ街区設計やコミュニティ支援等のノウハウや技術を活かした住民本位の街づくりを推進しようというこの試み。
これと並行して、街の運営・更新を住民主体で続ける「エリアマネジメント」も導入。街の魅力を引き継ぎ、かつ育てるために、住民を含めたプロジェクトに関わるすべての人がその思いを共有する街づくりを目指す。
住民が集う場所である「エリアマネジメントセンター」を設置(「NEXT LIFE:新しい施策」)、このエリアマネジメントセンターにカフェを併設し、街区内に塾を誘致(「SOCIETY:人の輪を育む」)、上空から見るとY字型をした住棟「スターハウス」や歴史を象徴する並木の整備、既存樹を保存(「RELATION:景観を受け継ぐ」)して、愛される街づくりを目指すものだ。
『攻殻機動隊』『パトレイバー2』などを手掛けたProduction I.Gにより、プロモーションアニメ「ひばりが丘物語」も制作。こちらは「なつかしい未来をつくろう。」をコンセプトに、小さい頃、祖母が住むひばりが丘団地でよく遊んでいた主人公・千春が、生まれたばかりの自分の子供を連れて15年ぶりにひばりが丘を訪れる、というショートムービー仕立て。「(仮称)ひばりが丘Re-Dream 計画」公式サイトから見ることができる。
今回概要が決定した「(仮称)ひばりが丘Re-Dream 計画」A街区棟は総戸数144戸、2014年6月中旬より販売予定、入居は来年2015年3月下旬となっている。
【参照リンク】
・「(仮称)ひばりが丘Re-Dream 計画」
http://www.daiwahouse.co.jp/mansion/kanto/tokyo/hibarigaoka/
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