アカデミー賞の前哨戦とされ、現地時間12日に開催された第71回ゴールデングローブ賞で、作品賞、主演女優賞、助演女優賞の見事3冠を獲得した『アメリカン・ハッスル』(1月31日公開)。1979年に実際に起き全米を震撼させた一大汚職スキャンダルと世紀のおとり捜査を描いた内容も期待大だが、主役の天才詐欺師アーヴィンを演じているクリスチャン・ベイルの激太りな役作りが負けじと話題となっている。
ベイルといえば、これまでも役に応じて体重を自由自在に増減させるカメレオン俳優として知られてきた。2004年のサスペンススリラー『マシニスト』では、不眠症の主人公を演じるために1日ツナ缶1つ&リンゴ1個だけの食事で過ごし、 最終的に約30キロ減量して82キロを52キロに落としたそう(ちなみに彼の身長は183センチ)。本当は45キロくらいまで落としたかったそうだが、52キロでも十分やつれた激痩せぶりだった。
もうそれだけでもお疲れさまという感じなのに、さらに凄いのが今度は『バットマン ビギンズ』の撮影が控えていたため、『マシニスト』の現場が終わるやいなや速攻食べまくる生活にシフトし数ヵ月で体重86キロに戻したこと。この時は大量のアイスクリームを食べまくったそうだ。
アカデミー助演男優賞を受賞した2010年作品『ザ・ファイター』(監督は『アメリカナ・ハッスル』のデヴィッド・O・ラッセル)では強いけどヤク中のボクサーになりきるため、13キロ痩せた上に歯まで抜いたり、『アメリカン・ハッスル』でも単に太っただけでなく、髪を抜いて渾身の薄毛ヘア(しかも1:9分け)を披露している。
これを受けネットでも、
「こ、こいつ、また... すごいなぁ... プロのトレーナーがついてるんだろうけど、体大丈夫?」
「アメリカンハッスル面白そう! クリスチャンベイルがコメディ役のためにドーナツ食べまくって20キロ太ったんだってwww 既に写真だけで笑えた」
「20キロ太るのも大変だよね」
と話題になっているがそれも納得である。
世の人々が減量に悩むなか、スケールの大きい体重移動には不可能はないことを教えられる。
『アメリカン・ハッスル』は1月31日、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
【参照リンク】
・『アメリカン・ハッスル』公式サイト
http://american-hustle.jp/
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