「プロレスについてしか知らない人は、プロレスについて何も知らない」（水道橋博士）
明けましておめでとうございます！！多くの人々にとって仕事はじめの今週、全国のハードコアワーカーの皆様におかれましても、お正月気分が抜けず、ぼんやりした気分の方も多いのではないでしょうか。ぼくの敬愛する九州の美人コピーライターの先輩に至っては、「初出社したものの正月ボケでなーんも仕事が手につかんわー」という仕事はじめあるあるを避けるために仕事はじめ前日の1月5日（日曜日）に出社して「思惑どうりなーんも仕事が手につかんわー」とつぶやくという用意周到ぶりを発揮していました。他にも、仕事はじめにあたって何かテンションを高めたり、気合いを入れる習慣を定めている方も多いようです。フェイスブックやツイッターにも、1月6日（月曜日）の仕事はじめの日には部やチーム、あるいは会社そろって近くの神社に初詣でに行っている写真がたくさんあがっていました。
ぼく自身、年始に気合いをいれるために必ずやっていることとして、毎年１月４日の新日本プロレスの東京ドーム大会観戦というのがあります。
漢（おとこ）と漢（おとこ）が己のプライドを賭けてぶつかりあう姿を見て、自分自身に闘魂注入し、翌日の仕事はじめに向かうのです。目の前のライバルと闘いながらお客さんを感動させようとするプロレスラーの姿勢は、まさに我々ビジネスパーソンが目指すべき姿そのものです。プロレスの勝敗については、今なお議論が尽きませんが、「プロレスとは実力に加えて、個人の政治力や社会的価値をも加味した人間力の真剣勝負」とぼくは捉えています。小学生の頃からずっと、プロレスラーたちが繰り広げる人間力対決からさまざまな物事を学んできました。「アルティメットロワイヤル」から型破りな企画術を学び、「コラコラ問答」から大人の男の礼儀作法を学び、「俺ごと刈れ」から友情と犠牲的精神を学び、「シャイニングウィザード」から逆転の発想を学び・・・他にもさまざまな大切なことをプロレスから学んできました。（固有名詞の意味は各自調査！！）
今年の東京ドーム大会でも、後藤選手と柴田選手の深い友情があるからこそ初めて成立するハードヒットの殴り合いや、宿命のライバルを激闘の果てに下した棚橋の地声で叫んだ"愛してまーす"・・・といった、ビジネスというリングで戦う我々の気持ちをたぎらせる名シーンがたくさんありました。プロレスについてはぜひ食わず嫌いなしに皆様も是非、一度会場に足を運んでみてください。ビジネスパーソンならば必ず学ぶところ、感じるところがあると思います。
さて、そんなわけで今日はプロレスの本質を表現した名言「プロレスについてしか知らない人は、プロレスについて何も知らない」・・・プロレスについても造詣の深い浅草キッドの水道橋博士のことばを御紹介します。
選手やルール、リング上の試合展開に詳しいだけではプロレスの本当の魅力、楽しさは理解できない。一見関係ない世の中の流れや人間関係、社会トレンドまで把握してはじめてプロレスという文化を味わい尽くせるという深い意味のことばです。このことばの"プロレス"の部分はあらゆる物事に言い換えることができると思うのです。『"ビジネス"についてしか知らない人は、"ビジネス"について何も知らない』『"恋愛"についてしか知らない人は、"恋愛"について何も知らない』『"AKB48"についてしか知らない人は、"AKB48"について何も知らない』・・・といった感じです。つまり、物事の表面を知るだけでは本質は理解できません。裏側や、世の中の流れを知ってはじめてその物事の本質を理解できるということです。ぼくは就職活動で広告業界を志望する学生に、広告業界や就活のセミナーに通った方がいいですか？と聞かれると、必ず「そんなことする時間があったら貧乏旅行とかサークル内恋愛とかブラック企業でバイトとか、大学生らしいことを飽きるほどやった方がいいよ」と答えています。世の中のフツーの人々の気持ちを動かす広告の仕事は、自分自身が誰よりも世の中のフツーの人でなくては考えられないからです。広告マニアの作った広告なんて誰も見たくありません。まさに『"広告"についてしか知らない人は、"広告"について何も知らない』のです。
ハードコアワーカーの我々がこのことばをどんな時に使うのかといえば・・・正に、正月ボケで"なーんも仕事が手につかんわー"といった今の時期です。ついつい職場でSNSや、にちゃんのまとめ・AOLニュースを見て目の前の仕事を置き去りにしてしまったり、久しぶりに会った職場の仲間と"紅白のあまちゃん157話の感動"や"リアル脱出ゲームTV「Xゲーム」の謎のネタばれ"について談笑して盛り上がっているところを心ない上司や、管理職の方に冷たい目で見られたり、あまつさえ注意されてしまった時などに、これ見よがしに呟いてみましょう。『ビジネスについてしか知らない人は、ビジネスについて何も知らないのです』と。
堂々とした表情で"お前とはレェベルが違うんだよ！！"といった表情で思い切りよく言い切るのがコツです。ビジネスの本質はこの社会の問題解決である以上、世の中で何が盛り上がっているか、世の中がどんな空気なのか。それを生々しく感じずして良いマーケティングはできません。ここまで言い切れば、相手も流石に己の不明に気づき、最敬礼してくれることでしょう。もしかしたら、あなたの談笑やSNSでのメッセに参加してくるかもしれません。相手もお正月で自分の仕事に手がつかなくて、あなたに絡んでるだけなんでしょうから。自分が辛いときは相手も辛い。昭和のミスタープロレス、天龍源一郎選手の言うとおりです。さて、2014年も残すところあとわずか358日。それぞれの会社・業界で100年に一人の逸材であろう皆様におかれましては、『時は来た！！』という気持ちでこの一年を悔いなくやりきっていただき、会社や社会に金の雨を降らせていただきたいものです。
なお、『クルマについてしか知らない人はクルマについて何も知らない』そんなことを痛感する企画が、『日産×リアル脱出ゲームTV THE SECLET KEY』です。あなたの運と閃き次第によっては、普通に買うと224万円以上する『日産 新型エクストレイル』が当たっちゃいます。これマジ。お正月ボケを吹き飛ばすためにも、是非チャレンジしてみてください！イヤァオ！
（三浦崇宏）
【参照リンク】
・日産自動車×リアル脱出ゲームTV : The Secret Key
http://www.thesecretkey.jp/
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