2012年から続く「黒子のバスケ脅迫事件」でしたが、今月15日に犯人が逮捕され、ようやく事態は沈静化へと向かい始めました。同事件は、漫画『黒子のバスケ』の作者・藤巻忠俊や作品の関係先各所を標的とする一連の脅迫事件。逮捕された大阪市東成区の職業不詳、渡辺博史容疑者(36)は作者と面識がなく、漫画家として成功していることへの嫉妬から事件を起こしたと供述。「ごめんなさい、負けました」という不可思議な言葉も残しています。安易な理由からの脅迫、そして、勝負事を楽しむような供述に、一体何がしたかったのだと、物議を醸しています。
今回の件は、今年を代表する大事件となりましたが、世の中にはニュースで見聞きすると「一体何がしたいんだ?」と首をかしげたくなる事件が沢山あります。なかには、少し笑ってしまいそうな、犯人の趣味趣向が強く出過ぎたヘンタイ事件などもあります。
そんなヘンタイたちの行動をまとめたのが書籍『可笑しなヘンタイ図鑑』。「己の願望を実現するため、ひねり出されたヘンタイたちのアイデア(もとい妄想力)は、われわれには想像もつかないような奇妙な面白さに満ちています」と解説されている同書。早速、そのヘンタイ行動を見ていきましょう。
■女子生徒の上履きを盗みコピー機にかけた「変質者トレース」
中学校のげた箱から女子生徒の上履き14足を盗んだとして無職の男(36)を窃盗容疑で逮捕。男の供述は「女子生徒に相手にされず、においに興味を持つようになった」というもの。盗んだあとは2km先のコンビニに直行。次々と上履きを取り出し、コピー機で複写したようです。それを不審に思った店員が通報し、あえなく逮捕となりました。
■自作のエロ漫画を住宅街に展示した「エロ漫画バカ一代」
自ら描いたわいせつな漫画を住宅街で繰り返し展示した男(44)が、住居侵入と軽犯罪法違反の疑いで書類送検されました。男は「自分の才能を周囲に認めて欲しかった」と語り、複数回、同様の行動を行なったそうです。近所の男性によると、絵は一昔前のものだったとのこと。
■出しっぱなしの水に興奮する「蛇口解体職人」
県警の駐在所の浴室から水道の蛇口を盗んだとして、窃盗の容疑で新聞配達の男(26)が逮捕されました。「水を出しっぱなしにすると興奮した」と話す男。事件の前後1か月にわたり、公園や住宅で蛇口が外される事件が相次いでいたそうです。
もはや理解に苦しむ事件ばかりですが、どこか笑えてしまう人間味があります。
とはいえ、街のヘンタイさんは意外と近くに潜んでいるかもしれません。夜道には気をつけましょう。
【書籍データ】
・『可笑しなヘンタイ図鑑』 ヘンタイ図鑑制作委員会(編集) タナカカツキ(イラスト) 宝島社
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