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年の瀬が迫り、そろそろ帰省のことも考えなければならないこのシーズン。実家が遠方だと、飛行機で里帰りする人も多いのではないだろうか。しかし、飛行機は便利である一方、子連れ、それも小さな赤ちゃんを連れた家族にとってはなかなか気を遣う場所でもあるはず。そこで今回は、赤ちゃんを泣かせることなくスムーズに帰省を果たす方法を調べてみた。すると、ある意味で大人以上に快適な環境が整っていることが判明した。


赤ちゃんのいる家族向けのサービスについて調べてみたところ、わかりやすくまとめられているのが、ミキハウスの出産準備サイト。同サイトによると、JAL、ANAの大手航空2社には、それぞれ赤ちゃんの搭乗をサポートするサービスがあるという。

まずJALでは、化粧室内におむつ交換台が設置されているほか、機内には紙おむつやオリジナルおもちゃ、多数の絵本の準備があるそうだ。チャイルドシートの貸し出しもしており、こちらは搭乗3日前までに事前予約をしておけばOK。また、条件を満たせばチャイルドシートの持ち込みも可能だという。

まぁここまでは想像の範囲内だが、本当におススメしたいのはJALの「ベビーおでかけサポート」。これは生後8日以上、3歳未満の子ども連れが利用できるサービスだ。

サービス内容はというと、例えば「クラスJ」を利用する親子は「クラスJ」後方の赤ちゃん同伴者優先座席を指定できたり、赤ちゃん専用毛布を借りることができる。機内には赤ちゃん用100%果汁のアップルジュースの用意があり、機内でミルク作りの手伝いまでしてくれると言う。さらに国際線では「ベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)」(体重10.5kgまでの2才未満の赤ちゃんが対象)の用意もある。これらのサービスを受ける場合は、JALスマイルサポートデスクに「ベビーおでかけサポート」を利用する旨を、予め電話で連絡しておいた方がいいとのこと。

一方のANAでも、おむつ交換台、紙おむつ、オリジナルおもちゃ、機内に取り付けるベビーベッドなどの用意がある。これに加えてANAでは、妊娠中のママのために、羽田空港第2旅客ターミナルに電動カートサービスがある(利用可能時間は8:00~19:00)。搭乗口までの移動距離が長い空港では、妊婦さんにとってうれしいサービスだ。利用の際は当日カウンターで問い合わせればいいとのこと。

さらに国際線では、0才以上2才未満の子どもを対象としたベビーミール(瓶詰めのビューレやスープなどの離乳食)や、2才以上12才未満の子どもを対象としたチャイルドミールが利用できる。機内で退屈しがちな子どものために、雪だるまの形をしたごはんや、ハートをかたどったチーズを載せたハンバーグなどの「デコ弁」、おやつ用におもちゃ入りのお菓子がプラスされるなどの工夫が満載。これらの特別機内食は事前予約が必要で、路線、機種などによっては希望に添えない場合もあるとのこと。こちらも事前に確認した方がいいだろう。

専用ドリンクを作ってもらえ(ミルク)、専用の豪華な食事(デコ弁)があり、足が伸ばせるベッド(赤ちゃんベッド)があり、送迎車(ベビーカー)もあり......と、大人で言えばまるでファーストクラス並みのサポート態勢。これだけ整っていれば、空の旅も安心して臨めるのではないだろうか。それにしても、美味しいごはんを食べてのんびり眠る赤ちゃんに、思わず大人の方がうらやましくなってしまいそうだ。

ちなみに、ミキハウスの出産準備サイトには、飛行機だけでなくJRの賢い利用の仕方も紹介されている。また、先輩ママに聞いた「赤ちゃん連れでも快適に旅ができるテクニック」も掲載されているので、年末に帰省を予定している子連れの皆さんは参考にしてみてはいかがだろうか。

【参照リンク】
・赤ちゃんと一緒でも大丈夫!「年末の賢い帰省術」~各交通機関に聞いてみました(ミキハウス)
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-900.html
・赤ちゃんと一緒でも大丈夫!「年末の賢い帰省術」~先輩ママに聞いてみました(ミキハウス)
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-862.html

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