今夏の参院選で圧倒的勝利を飾り、いよいよ盤石の体制を敷き始めた安倍政権。11月24日に発表された共同通信の世論調査結果でも支持率は57.9%と、依然高い数字を誇っている安倍首相だが、現在開催中の国会通過を目論む特定秘密保護法案に関しては、反対の声が噴出し、その強引な手法に対し、"禁断のあの人"になぞられる声も登場している。
ツイッターでは、11月27日頃から「【画像】新宿西口の安倍総理の看板が外国人にウケてるらしい!」という画像が拡散している。その看板には、
「国の情報は、一方的に秘密にします」
「何が秘密かは秘密です」
「なぜ秘密かも秘密です」
「秘密取扱者は、本人も、家族や交際関係も調査します」
「内部告発は十年、刑務所送りにします」
と、秘密保護法案の内容が説明されており、一段と大きな文字で「それが、『秘密保護法』」と、大書。
そして、安部首相の顔写真は軍服にチョビヒゲというヒトラースタイル(もしくはチャップリン?)のコラ画像になっており、参院選時の「日本を取り戻す」というスローガンの下には、「戦前の。」という一言が添えられている。
ポスターを撮影したツイッターの画像は600人以上に引用されているほか、ツイッターで「安倍 ヒトラー」で検索すると、大量にヒットし、
「安倍はヒトラー」
「アドルフ安倍ヒトラーか‥」
「このままだと、安倍ヒトラー総裁が誕生するぞ」
「せめて安倍がヒトラーのような化け物になってしまわないことを祈る」
など、安部首相の手法に批判的な声が多数登場している。
秘密保護法案に関しては、新聞各紙も揃って反対の意を示しているが、参院も自民多数ゆえ成立の可能性は大。今年8月には麻生太郎氏が「ナチスの手口に学べ」と発言して問題になったが、現役首相がヒトラーになぞらえられるという状況が、ネット上では生まれているようだ。
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