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創造的破壊ラジオvol3 テクノロジーの進化を受け入れきれない我々が聞いたら耳が痛い話

2013/11/28 15:30 投稿

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Filed under: 国内, 暮らし・車, AOL限定, カルチャー, 音楽, アフター5, 連載

若い子に「なんでもネットで調べるだけじゃダメ」と言ってしまうこと、ないだろうか? でも、そんな自分たちも「何かあればググる」が当たり前になってたり。この矛盾した感覚について、当の言われてる側の若い人々はどう思ってるのか?



ラジオの仕事をしていると色んな曲と日々触れ合うが、神戸在住の若手トラックメーカーtofubeatsが作詞作曲であり、神聖かまってちゃんのVo.の子がゲストボーカルをつとめる「おしえて検察featの子/tofubeats」という楽曲は、若い世代からオッサン世代へのとても良いカウンターになっている。


歌詞を引用すると「答えだけ知っていてもそれはダメ」という大人の声に対して「でもなんで?寄り道しなきゃいけないの」と、至極真っ当な反論が展開され、いつまでも過去の遺物に固執しそれが正解だと言い張る大人へのアンサーになっているのだ。

便利になって何が悪いのか? Googleがデフォルトな世代に「手間をかけて調べる意味」とか「でも字はやっぱり紙で読まないと」とか言うのは時代を読めずにこちらの価値観を押しつけてるだけではないのか?

電話が出来たとき「でも伝書鳩の方が味わいがあって」とか、自動車が出来たとき「でも馬車のほうが信頼できるし」とか、そういう意見が今でもあるだろうか? ラジオ業界でも、昔の音声編集は6mmテープのオープンリールでハサミとテープを使ってリアルに切り貼りしていた。でも今や音声データを波形編集する方式にすべて切り替わり、その技術はまったく必要なくなった。今「オープンリールのほうが良かった」なんて言う人は業界には誰もいない。

便利さと引き換えに何かを犠牲にしてしまうのではないか、という気持ちは「こんなに楽して大丈夫なんだろうか」という後ろめたさのようでもある。

でも、実はそんなに犠牲にしてることなんてないんじゃなかろうか?

tofubeatsは歌詞の後半で「結局自分で行動しなきゃだめ」とも言っている。つまり検索だけで全てが解決しないことも十分に分かっているし、好きな子にアプローチするとき「連絡取りやすくても緊張」とも綴る。テクノロジーが進歩しても愛とか恋の駆け引きの本質は変わらない。この辺、デジタルネイティブの方がよっぽどうまく共存してるよなあ。

そんな若者世代とオジサン世代のハブみたいな存在になろうとするラジオマンがPの番組は...
TBSラジオ954kHz「残業支援系ランキングトークバラエティ ザ・トップ5」
火曜〜金曜 17:50〜20:00生放送

(橋本吉史)

【参照リンク】
・「ザ・トップ5」公式サイト
http://www.tbsradio.jp/top954/
・radiko.jp
http://radiko.jp/

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