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鉄ヲタあるある・・・ 昔の時刻表に興奮、通勤列車は苦手、完乗ブルー

2013/11/28 11:00 投稿

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Filed under: 国内, 暮らし・車, カルチャー, トピックス,

10月15日、「ななつ星 in 九州」の運行がスタートしました。由布院から霧島、阿蘇など九州5県を、高級寝台列車で巡る旅です。景色やグルメや車両デザインなど、全ての面でハイレベルな「ななつ星」に関心を示す人が後を絶えません。しかし、何よりも注目すべきは、3泊の旅を1人39万1000円からという金額。高額故に乗車できる人も限られます。


そんな「ななつ星」の年間の売り上げは、約5億円の見込みとなっているそうです。車両の製造費やランニングコストは決して安いものではありません。ですので、年間の利益という点でみると、実は1500万円程度にしかならないのです。

一方、庶民の味方ともいえる「青春18きっぷ」は利益率の高いサービス。1セット11500円で販売されており、JR全体では20億円以を売り上げているのです。「ななつ星」のように高額な設備投資は必要なく、多くの乗客が楽しめるので、会社も乗客も嬉しいチケットと言えるでしょう。この冬も12月1日から販売される同チケット。多くの鉄道好きがまた18きっぷの旅に出るのでしょう。

そんな鉄道好き「鉄ヲタ」のありがちな行動を集めたのが、書籍『お客様鉄ヲタはいらっしゃいませんか?』。同書では、鉄ヲタの"あるある"を数多く収録しています。

■列車の連結シーンはつい見入ってしまう
乗っていた列車で「車両連結のため5分停車します」というアナウンスを聞くと、いてもたってもいられなくなるのが鉄ヲタの性分。ついホームに飛び出し、連結シーンをまじまじと眺め興奮する。実は、連結直前に一瞬停車するあたりからの緊張感が堪らないのです。

■昔の時刻表に異常コーフン
ひっきりなしに特急列車が行き交っていた新幹線開業前の東北本線、全国各地に走っていた急行列車、荷物専用列車、大都市近郊なのにもかかわらず本数が少ない普通列車......。今では信じられないような時刻表があるため、発見時のトキメキはただ事ではありません。

■乗り潰しを終えると空虚感に襲われる
JR全線完乗や、日本の鉄道全線完乗といった乗り潰しを達成すると、もう自分には乗るべき路線がなくなってしまったような気がするのです。気分が塞ぎ込んで、「完乗ブルー」ともいえる精神状態になることも。

■大都市近郊の乗り潰しが結構しんどい(特に地下鉄)
乗り鉄だからといって、どんな列車に乗っても楽しいかというと、実はそうでもない。なかでも通勤列車は苦手のようです。景色が見えるとまだ楽しいのですが、これが地下鉄だった場合は、気分が落ち込むこともあるようです。

なかなか一般人には理解できない「鉄ヲタあるある」。しかし、鉄道は私たちの生活に馴染みのあるもの。あなたもいつ何時、「鉄ヲタ」になるかもしれません。そんな時は、「完乗ブルー」にならぬよう要注意ですね。

【書籍データ】
・『お客様に鉄ヲタはいらっしゃいませんか?』 大島篤・二平瑞樹著 リイド社


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