日本で知られている韓流アイドルといえば、少女時代、KARA、T-ARAなどが代表的だ。KARAの「腰振りダンス」のようなセクシーなダンスは、K-POPならではの魅力ともいえる。だが最近の韓国では、アイドルの王道であるセクシー路線からちょっと外れた、個性派グループ「CRAYON POP(クレヨンポップ)」が人気を集めている。
アイドルとは無縁であるはずのヘルメットをかぶり、衣装はトレーニングウェア。踊りもセクシーとは無縁のユニークな振り付けだ。2012年7月にデビューしたばかりの新人グループだが、13年6月に発売した「Bar Bar Bar(パパパ)」が大ヒットし、今韓国ではクレヨンポップ旋風が巻き起こっている。
「Bar Bar Bar(パパパ)」
そんな人気絶頂のクレヨンポップだが、最近披露した衣装が『ももいろクローバーZ』の衣装と酷似しているとして、インターネット上で激しい非難を浴びている。
パクリが指摘されているのは、日本の人気アイドル『ももいろクローバーZ』のメンバー、有安杏果さんが昨年のクリスマスに着用した衣装だ。頭のてっぺんに大きな黄色い星、飾り付けられた緑色のワンピース、茶色のタイツと靴という、クリスマスツリーをイメージした衣装は確かに両者そっくり。
これがネット上で騒動になると、クレヨンポップの所属事務所は24日に釈明した。事務所は「クレヨンポップが撮影で着用した衣装はクリスマスの象徴的なイメージを形象化したものだ」とし、パクリ疑惑を否定。ネットで浮上したノイズ・マーケティング疑惑についても、「イメージを傷つけてまでする理由はない。むしろ害になる」と説明した。
所属事務所はパクリ疑惑を否定しているが、ネットユーザーたちはこの説明をあまり信じていないようだ。なぜなら、「クレヨンポップがももクロをまねた」という騒動は、今回が初めてではないからだ。セクシー系が多い韓国アイドル界で異色な存在のクレヨンポップだが、そもそもコンセプト自体をももクロからとってきたのではないかとの疑惑も持ち上がっている。
韓国のネットユーザーらも、「ここまでくると日本のグループをクレヨンポップが意図的にまねていると見るべきだ。衣装はまねても問題ないという意見があるが、衣装もひとつの創作物」、「ももクロの衣装をみて、良いなと思ったらそのまま持ってきているんじゃないの? そうじゃなかったらここまでかぶらない」などと厳しい意見を書き込んでいる。
ちなみにクレヨンポップはパクリ騒動まっただ中の26日、新曲「クリスマス」のプロモーションビデオを公開。パクリ疑惑が浮上した衣装とは異なる衣装で登場し、大きな関心を集めたている。
【参照リンク】
・文化日報
http://www.munhwa.com/news/view.html?no=201311241441773442MWOS
・MBNニュース
http://mbn.mk.co.kr/pages/news/newsView.php?category=mbn00012&news_seq_no=1555448
・有安杏果オフィシャルブログ「ももパワー充電所」
http://ameblo.jp/ariyasu-sd/day-20130103.html
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