現在、海の向こうアメリカでは毎晩のように白熱の試合が繰り広げられているNFL(プロアメリカンフットボールリーグ)だが、ある高校のアメフト部にプロ&アマ含め史上最重量級のランニングバックが存在すると話題になっている。
注目を集めているのはワシントン州ヤキマにあるホワイトスワン高校3年生のトニー・ピカードくん。なんと彼、身長190センチ、体重181キロの巨漢な上に、ものすごく動きが早いのだそう!
トニーくんは最初、大抵の大きな選手がそうであるようにオフェンシブラインマンのポジションだったのだが、コーチが彼の桁外れなスピード能力に気付き、ランニングバックに転向。ちなみにランニングバックとは、クォーターバックからボールを受けとりゴール目指して敵陣を突破するのが主な役割という、ランプレイの要となる役どころだ。
人一倍大きなトニーくんを止めるのに、相手ディフェンスは5人総出でかからなければならない。そうなると相手チームは残り3人で残りのオフェンス陣をカバーしなければならず、これは常識的に考えても数的に非常に不利な話。
「トニーはとにかく動きが早く、その才能をなんとしても生かさなければと思ったんです。私は彼に、試合中は二つのことだけに集中しろと伝えました。それは、ボールを受け取ったら絶対に4ヤードは進むこと、そして絶対にファンブルしないこと」。
トニーくんの活躍が垣間見える動画
トニーくんはコーチの教えをまじめに守り、今シーズン1試合平均80~120ヤード進み、1~2タッチダウンを自ら決める大活躍を見せ、チームをディヴィジョン優勝に導く立役者となった。
ちなみにコーチは、トニーくんが卒業してしまう来年は厳しい戦いになるだろうと今から弱気発言を見せている。
トニーくん自身は卒業後、どこのチームで活躍するかまだ決めていないそうだが、恐らくラインマンとしてのポジションに戻るのではないかと言われている。
【参照リンク】
・400 POUND HIGH SCHOOL RUNNING BACK TONY PICARD ON FILM! - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0X9WwxzZ8E4
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