11月8日(金)、六本木ニコファーレにて、<Mobage(モバゲー)>向け新作ゲームとして現在開発中の超大作RPG『グランブルーファンタジー』の制作発表会が開催。同作のサウンドディレクターを務めた植松信夫氏や、多数の豪華声優陣が登場した。
ギターの中村氏とフィドルの大渕愛子氏のデュオによって『グランブルーファンタジー』のオープングテーマが生演奏され、幕を開けた制作発表会。ステージと客席を囲う三面の大スクリーンには壮大なイメージ映像が映し出され、『グランブルーファンタジー』の神秘的な世界観を醸し出していた。
演奏終了後、ステージに登場した植松信夫氏は、司会を務めるお笑いコンビ・アメリカザリガニの質問に答える形で様々な制作秘話を披露。『ファイナルファンタジーシリーズ』等を手掛けるゲームミュージック界の巨匠の話に、来場者は興味深く耳を傾けていた。
「はじめにアイルランドっぽい音楽を、というテーマを頂いていたので、肩に力を入れず自由に制作することができました」と語る同氏は、「昔の僕が作っていた曲の感じにも似ているし、自分が好きな音楽のテイストでもあります」とファンの期待値を上げるようなコメントも。既に『グランブルーファンタジー』のために10曲程の楽曲を手掛けているという同氏だが、「もっと(曲が)増えるだろう」とまだまだ制作途中である旨を話した上で、今回は5分以上の曲が多い、普段自分が作った楽曲にはサントラが発売されない限り特定の曲名を付けたことがない、などの裏話も披露してくれた。
その後登場したのは、平田広明さん(ラカム役)、長谷川明子さん(マリー役)、伊藤かな恵さん(スツルム役)、朴王路美(※玉偏に「路」)さん(黒騎士役)、加藤英美里さん(シェロ役)といった、ゲームのキャラクターの声優を務める豪華声優陣。さらに、ゲームのキャラクターデザインを担当した皆葉英夫氏、開発会社Cygames取締役の木村唯人氏、<Mobage(モバゲー)>の運営会社DeNA取締役の小林賢治氏も登壇し、登場するキャラクターについてのトークセッションが行われた。しかし、現段階ではまだ収録が行われてないため、声優陣ですらキャラクターの詳細を把握できていないと言う事態がここで明らかに。特に、性別すら判明していない謎多きキャラ"黒騎士役"を務める朴王路美さんの、皆葉氏への質問や鋭いつっこみが会場の笑いを誘った。さらに、「私の役は良く喋りますか?」(長谷川明子さん)、「僕もう年なんで台詞は少なく、格好よくでお願いします」(平田広明さん)といった質問やリクエストを、声優陣が木村唯人氏にその場でぶつけるという異例の展開に会場中が大爆笑するシーンも。その他、ゲームに登場する戦闘シーンやプロモーション映像なども公開され、開発スタッフが「スマホ向けゲームの限界に挑戦した」と太鼓判を押すゲームの内容が、この場で幾つか明らかにされた。
なお、この『グランブルーファンタジー』には総勢100人以上(!)のキャラクターが登場するとのことなので、今後も新たな声優が続々と起用される可能性が高いだろう。今冬リリースを予定しているという同作の情報は、公式サイトにて随時発表されるので、是非チェックしてみよう。
【参照リンク】
・『グランブルーファンタジー』公式サイト
http://campaign-granbluefantasy.com/
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