グロテスクなまでの欲望と陰謀を描いた危なすぎる近未来サスペンス『アンチヴァイラル』。鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグの長編監督デビュー作としても話題をふりまき、カンヌ国際映画祭にも出品。これまでにない発想と衝撃的な映像で観る者を震撼させた本作に"究極の美女"設定で出演している女優サラ・ガドンをご存知だろうか。
とにかく完璧美女なサラ。『アンチヴァイラル』ではゆるやかな金髪ウェーブに青い瞳、透けるような白い肌で究極の美女ハンナを難なく体現していたが、映画ファンの中には父クローネンバーグのミューズとして知っている人も多いかも。フロイトとユングの知られざる関係を描いた『危険なメソッド』(12)、ロバート・パティンソンの妻役を演じた『コズモポリス』(13)と2作続けて父クローネンバーグ作に出演という快挙を成し遂げているのだ。
そしてこの度、満を持して息子クローネンバーグの作品に出演。時代はマニアたちがこぞってセレブのウィルスを体内に注射する近未来。主人公の青年注射技師シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、究極の美女ハンナ(サラ・ガドン)のウィルスをひそかに自分に注射していたが、ある日ハンナが原因不明の病で急死、自分も幻覚に襲われるようになって――と危険臭むんむんのストーリー展開だ。サラ演じるハンナは途中死んでしまう設定のようだが、その後も要所要所で鮮烈な印象を残しまくってくれるのでご安心。
『アンチヴァイラル』予告編
10月11日からDVD&Blu-rayがTSUTAYAだけでレンタル開始されているので未見の方はぜひ!ついでに父クローネンバーグの『コズモポリス』も絶賛レンタル中!この秋はサラの美しさに骨抜きになってみるのもいいかもしれない。
【参照リンク】
・『アンチヴァイラル』公式サイト
http://antiviral.jp/
・『アンチヴァイラル』特集
http://news.aol.jp/special/antiviral/
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