「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)にて連載中の同名人気マンガを原作にしたドラマ『クロコーチ』(TBS系、金曜午後10時)。TOKIOの長瀬智也演じる神奈川県警史上最悪と言われる"汚職警官"黒河内圭太が、剛力彩芽演じる真面目なキャリア警官・清家真代とペアを組み、沢渡県知事(渡部篤郎)の過去の大きな犯罪や"3億円事件"の謎に迫るミステリードラマだ。
『クロコーチ』公式サイトより
そんな『クロコーチ』、18日放送の第2話で視聴率が11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、第1話から0.8ポイント下がってしまったものの、ドラマ好きのネットユーザーからは第2話放送後、
「今シーズン一番面白いわ」
「これは大当たり
来週が楽しみなのは今期これだけ」
「このドラマ本気過ぎるw
こんなに剛力に使い方を心得ているドラマは初めてじゃないかな」
といった声が掲示板上で書き込まれるなど、高い評価を受けている。その要因はどのような点にあるのだろうか? 分析してみよう。
■続々と死んでいく主要キャスト、"攻め"の描写・演出
『クロコーチ』では、通常のドラマならば最後の最後までストーリーの要になっていきそうな主要キャストが次々に事件に巻き込まれ、死んでいく。第2話までで、ドラマ・映画でよく見る名の知れた役者が演じるキャラクターが6人も死亡しており、最後には一体誰が残っているのだろうか...と疑問に感じ興味を持っている視聴者も少なくないだろう。
そして、その死亡・死体シーンの演出も、昨今のゴールデンタイムの民放ドラマでは考えられないようなものとなっている。生々しい痣のメイクが施されているだけでなく、女性キャラクターの死体は"全裸"なのだ。昨今、テレビ業界では女性の裸体が出ることはNGとされている傾向があるが、同作では演出に重きを置いているのか、裸体を堂々と出しているのである。それだけでも、制作スタッフたちの意気込みが感じられるだろう。
■実在の事件を題材にした先の気になる展開
『クロコーチ』は、1968年に起きた日本犯罪史に残る現金窃盗事件"3億円事件"を題材にしている。未解決である同事件の真相に「新たな仮説を提示する」という姿勢だ。第2話の段階では、まだ"3億円事件"にストーリー全体がどう繋がっていくのか分からない内容になっているが、この先長瀬と剛力のコンビがいかにこの事件の"新たな仮説"を提示してくれるのか、多くの視聴者が楽しみにしているのではないだろうか。
■イメチェンした香椎由宇がセクシーすぎる!
ドラマの中で科学捜査研究所の研究員を演じている香椎。これまではオールバックのイメージが強かったが、同作では髪型はワンレンのボブカットに変わり、タイトなミニスカートに生脚というセクシーな姿を見せている。
それだけでも多くの男性視聴者が喜びそうなものだが、第2話まで毎回見ものとなっているのが、香椎演じる澤眞智子に度々捜査のことで相談に来る清家(剛力)が、なぜか澤から妖艶に絡まれることだ。
澤(香椎)は、清家(剛力)の頭を撫でたり、耳に息を吹きかけたり、後ろから抱きついたり...と、思わず"同性愛"的な意図をイメージしてしまう演技を見せているなか、第2話ではハプニング的な2人のキスシーンまで放送。これには一部のユーザーたちも驚いたようで、ツイッターでは、
「昨日のクロコーチでは剛力彩芽と香椎由宇のチューにドキッとしましたよ」
「香椎由宇さん、いいなぁ。うろたえる剛力ちゃんも可愛い」
「ぐわぁぁ...香椎由宇と剛力彩芽のキッス...不意打ちすぎてハマった...。今後この2人を見るためだけに見るよクロコーチ」
などの声が見られた。こちらに関しても、キャラクターたちの死亡ペースと同様、"飛ばし過ぎ"ではないかと思ってしまいそうだが、今後の展開が気になる点のひとつだろう。
これらの他にも、渡部篤郎の凄味のある演技や、緊張感から解放してくれるコミカル演出など、視聴者を引っ張る要素が多数盛り込まれている『クロコーチ』。TBS系では、前クールで『半沢直樹』が社会現象になるほど人気作となったばかりだが、『半沢』と同様、『クロコーチ』も今後"口コミ"で人気・視聴率を上げていくことができるだろうか。ネット上での人気がどこまで広まっていくか、注目である。
【参照リンク】
・TBS金曜ドラマ『クロコーチ』公式サイト
http://www.tbs.co.jp/kurokouchi/
■関連リンク
「ホットロード」能年玲奈が不良役に賛否 相手役がカギ、予想は「三浦春馬」「市原隼人」ら
女優写真集比較! 北川景子、佐々木希、瀧本美織、堀北真希...最も評価が高いのは誰?
「倍返しだ!」の次は「八つ当たりだ!」 『リーガル・ハイ2』堺雅人の決めゼリフが大ウケ
| Email this | Comments
コメント
コメントを書く