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『バレット』DVDレンタル高回転! 理由は「主人公とスタローンの生き様がシンクロしすぎ」

2013/10/12 12:00 投稿

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Filed under: 国内, カルチャー, 映画, アフター5, トピックス

不器用で無骨なイキザマを体現する男――それがシルヴェスター・スタローンだ。映画一辺倒のブレない人生を送るスライだからこそ、男たちは崇め、奴の背中に涙するが、その主演最新作『バレット』もまたスライの人生そのもの、男の履歴書映画となっている。

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『バレット』でスライが演じる男は40年間、裏社会でシノギを削った殺し屋ジミー・ボノモ。ジミーは唯一心を許した相棒を失ってしまい、初めて己の流儀を壊す決意を固めるが、己が定めたルールに逐一従っているやっこさんの姿が不器用で無骨。しかし、これこそ、まさしくスライそのもの!やっこさんは、ロッキー、ランボー、バーニー・ロス隊長、そして殺し屋、ジミー・ボノモに至るまで、その時までの己の人生を役柄に投影する男なのだ。

スライは、人生を泳ぐことが上手くはない。旧友がコメディー路線で成功した時は、その後を追って大失敗をブチかましてしまい、アクション以外の演技派路線を画策した時は、ただの哀しい中年男に見えてしまった。しかし、一方で"その時までの己の人生"と正直に対峙するスライは、自分とファンにウソをつくことはなかった。その時、挑戦したいことに身を捧げ、いいと思ったことは続けた。それが重なって至った作品が、『バレット』だ。

それゆえ、スライが醸し出す説得力がハンパない。設定が殺し屋なので深く感情移入することはないものの、彼の発言、表情、動作、思考、そのすべてがリアルで、観る者にガンガン伝わってくる。もっと言うと、語っている物語などどうでもいい。役柄を通して作品の中で生きているスライの姿を観れば、確実に号泣モノのカタルシスが訪れるはずだ!

スライ男の履歴書映画の『バレット』。人生の理不尽に負けそうな時、頼っていい一作だ。

『バレット』DVDは2013年10月9日(水)レンタル開始!(TSUTAYA限定)

【参照リンク】
・『バレット』特集
http://news.aol.jp/special/bullet/
・『バレット』公式サイト
http://bullet-movie.jp/

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