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綾野剛主演最新作がクラウドファンディングで300万円の調達に成功 目指すはベルリン映画祭

2013/10/04 11:00 投稿

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Filed under: 国内, カルチャー, 映画, トピックス

出演作が引きもきらない若手人気俳優・綾野剛が一途な愛を貫く男を演じる主演最新作『そこのみにて光輝く』(2014年公開予定)。この作品の宣伝配給費を、クラウドファンディングで広く一般の人から募集するプロジェクトがスタートし、募集開始二週間で早くも第一弾目標300万円の宣伝配給費調達に成功。国内の映画に関するクラウドファンディングとしては異例のスピードで支援が集まっており、現在は、第二の目標額として500万円を設定し支援を募り、達成された暁には、2014年ベルリン国際映画祭挑戦を掲げている。GREEN FUNDING(https://greenfunding.jp/lab/projects/589)にて、10月31日まで募集。

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『そこのみにて光輝く』公式サイトより
芥川賞に5度、三島由紀夫賞に1度ノミネートされながら結局いずれも受賞することなく、1990年、41歳の若さで自死した佐藤泰志の同名小説を原作に呉美保監督が映画化した本作。
主演に綾野剛、共演に実力派女優・池脇千鶴、『共喰い』(13)主演で鮮烈な印象を残した若手俳優・菅田将暉。函館の街を舞台に、男女の情愛、人間の生き様を濃く深く描きだした人間ドラマだ。
一流の役者&スタッフが、若きプロデューサーの情熱に集い作られたつくられたこの作品は、すでに映画関係者・出版業界では大きな話題になっている。

本作のプロデューサーは前田紘孝。大学時代に役者を志し、10代の頃「シティボーイズ」をマネジメントする事務所に所属、映画『ウォーターボーイズ』(01)にも出演している。しかし「大学卒業までに役者のみの収入で、仮に四畳半の生活でも食べていければ続ける、ダメならやめる」と自分に約束し、ダメだったので潔く役者はやめ、現在は映画プロデュース会社「スクラムトライ合同会社」を設立、若手インディペンデント映画のプロデューサーに転身した。これまでに、本作と同じ佐藤泰志原作の映画『海炭市叙景』(10)や、来年公開予定の堤真一主演『神様はバリにいる』などを手掛けている。

前田紘孝プロデューサー
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今回のクラウドファンディングでの資金集めについて、前田プロデューサーはこう語る。
「たくさんの人と、創り手、仕掛人の想いや過程を共有し進めることが、これからの日本映画界に絶対に必要と確信しているから、敢えてクラウドファンディングにしてみました。皆さんの温度を肌で感じることができるのも面白いんですよ。インターネット特有のスピードもありますし」。

クラウドファンディングを検討している人からは、「エンドロールにのるなんて夢みたい!」「映画のプロジェクト側に参加できる仕組みが嬉しい」などの喜びの声もあれば厳しい意見もあるそうで、どちらもとても励みになると前田プロデューサー。

クラウドファンディングで資金集めに成功した映画といえば、ニューヨーク在住の佐々木芽生監督がアートコレクターの夫婦、ハーブとドロシーを追ったドキュメンタリー『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』が思い浮かぶ。日本での配給宣伝のため資金を募ったところ、国内クラウドファンディング最高額となる1400万円ものお金が集まったのだ。前田プロデューサーも今回、この作品のやり方を参考にしたという。

前田氏いわく、募集金額は、宣伝配給費用として300万円。更に総額500万円が集まった暁には、2014年ベルリン国際映画祭に出品することを目標にしているそうだ。

「興行収入は1億を目指してます。5000万円じゃインパクトが弱い。1億はわかりやすい目標だし、1億いったと度肝を抜きたい。公開規模からして絶対に不可能な数字じゃないと思うんですよ。そしてこれを突破することで、日本の映画界に可能性を感じさせることができると信じています」。

寄付プランは5000円、2万円、10万円、50万円の4メニューで、2013年10月31日まで。それぞれ人数制限があり、特典も異なるので、詳細は「GREEN FUNDING」(https://greenfunding.jp/lab/projects/589)にて。10月3日12時時点で既に支援人数65人、300万円が集まっており、今後も500万円の調達を目指して募集を続けるという。

『そこのみにて光輝く』は2014年春公開予定

【参照リンク】
・「GREEN FUNDING」公式サイト
https://greenfunding.jp/lab/projects/589
・『そこのみにて光輝く』公式サイト
http://hikarikagayaku.jp/

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