この世は弱肉強食だ。動物たちによる文字通りの弱肉強食の生存競争については、これまで何度もドキュメンタリーなどで紹介されてきた。
そんな中、我々人間の目の前で起きた弱肉強食の一コマを収めた動画が、一般ユーザーによってネット上にアップされた。かわいい仔ウサギが登場するこの動画は公開から5日ほどで1,000万以上の再生回数を記録し、世界で話題沸騰中である。一体どんな動画だというのだろうか？
自宅ガレージにいるところを発見された子ウサギの"カーミット（Kermit）"。一家は1週間ほど面倒を見て、自然に帰すことにした。
父親がカメラを構え、母親がカーミットを抱き、娘が見送る。元気よく芝生の中を駆けていくカーミット。微笑ましい光景...しかし、すべてが順調に思えた次の瞬間、どこからともなくタカが飛来。なんとカーミットをくわえて飛び立ってしまった！
【動画】リアル？ フェイク？ 自然に帰されたウサギが...
元のタイトルは「ウサギは飛べる...これがその証拠」と生々しい
YouTube映像にはコメントができないのだが、映像を伝えた記事にはネットユーザーからさまざまな声が寄せられている。
「僕も子供の頃、似たような経験をしたよ。クラスでチョウを育てていたんだけど、さなぎからチョウになった途端、鳥たちがやって来て平らげてしまった」
「食物連鎖は、こうなるのさ」
「これが自然の摂理。親御さんはそれを幼い娘に教えたと願うよ」
「なんてこった。そりゃないぜ...」
「映像はフェイクだよ。このタカは子ウサギが飛び出すのを待っていたっていうのかい？」
「タカはおそらく、空中を飛び回っていて、何か（＝子ウサギ）が動くのを目にしたんだと思う。奴らの動体視力が優れてるのは、君だって知ってるだろ」
「大きくなるまで、ペットとして飼えばよかったのに」
「ミネソタの農場住まいだけど、周りにはタカやワシだらけ。ペットの子犬は絶対に外に出さないようにしてる」
「面白いとは思わないけれど、この光景を実際に見たらもう笑うしかないよね」
多くの人はこの映像が本物であると信じて疑わないようだが、中には「2年前、まったく同じ状況のビデオを見たよ。それは偽物だった。今回のもきっと作り物さ」というコメントも。いずれにせよ、以前話題になった"子どもがワシにさらわれそうになった"動画のように、フェイクであることを願いたい。
【参照リンク】
・Heartwarming video of bunny release goes horribly wrong [VIDEO] | The Daily Caller
http://dailycaller.com/2013/09/27/heartwarming-video-of-bunny-release-goes-horribly-wrong-video/
・Freed bunny immediately swooped up by a hawk | Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2435731/Freed-bunny-immediately-swooped-hawk.html
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