9月28日(土)公開の神映画、 『イップ・マン 最終章』で描く主人公のイップ・マンが、過去のイップ・マン映画の中で最強!と評判が高く、アンソニー・ウォン演じる葉問がドニー・イェンやトニー・レオンを抑え、歴代ナンバーワンに輝く可能性が浮上した。
あの香港映画界の重鎮、アンソニー・ウォン伯父が演じるイップ・マンが、人気投票で一位!? これはどういうことなのか――たとえばだ、『イップ・マン 序章』(08)と『イップ・マン 葉問』(10)で葉問を演じたドニー・イェンと比較すると、ハッキリいってドニー兄貴版は霊長類最強級にムチャクチャ強い葉問に仕上がっていて、伝説の中国武術家の"技術面"に着目すれば無双状態のドニー兄貴こそが適任で、それはオジキでも叶わない。
一方、記憶に新しい『グランド・マスター』(13)でトニー・レオンが演じたイップ・マンは"審美面"の担当で、枯れ気味のオジキでは正直、務まらぬ。ウォン・カーウァイ監督は美意識が高く、失われゆく伝統的な中国武術を正確に再現、映像上に保存すれば、美しい武術が永遠に残せると言い、それを男の色気全開のトニー紳士が演じることで、イップ・マンの技は重要無形文化在級の価値にまで昇華! これはこれで、最強ではあるよね!
では、どうして『イップ・マン 最終章』で描くイップ・マン、そしてアンソニー・ウォン演じる葉問が、イップ・マン映画史上、歴代ナンバーワンレベルと評価し得るのか!? それは、アンソニー伯父版はイップ・マンの晩年に目を向け、偉大なるグランド・マスターの内面、苦悩や葛藤、絶望と希望など"人間面"をリアルに炙り出したからだ!
もちろん、ドニー&トニーの作品がイップ・マン映画として不足であるということでは絶対ないが、人生の裏も表も(ウラ若干多め。ジョニー・トー色も濃厚!)知り尽くした香港の重鎮、アンソニー伯父の存在と貢献が重要で、年齢と経験を重ねた彼が演じ上げることで初めて浮かび上がる人生の機微や宗師の魅力が増幅するわけ! オジキには時を感じるのだ。
人生を導く"一代宗師""グランド・マスター"は人生そのものを重ね、あらゆる物事を見た眼差しをしているアンソニー伯父以外いない! まったく、この週末、そして2013年後半戦、大傑作『イップ・マン 最終章』を上映する映画"漢"以外に、行く必要はねえ!
映画『イップ・マン 最終章』は、2013年9月28日(土)より、最強映画"漢"! 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
【参照リンク】
・『イップ・マン 最終章』公式サイト
http://www.ipman-final.com/
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