流行の移り変わりが早い音楽業界。特に、ダンスミュージック界隈の流行は1年ほどでどんどんと新たな方向へとシフトしていく昨今だが、そんなダンスミュージック業界において、10年以上前に発表した1作のアルバムによりトップに君臨し続けているアーティストがいる。それは、フランス出身のエレクトロデュオ、ダフト・パンクだ。
2013年に入り、約8年振りとなる4枚目のフルアルバム『Random Access Memories』を発表し、収録曲の『Get Lucky』が世界各国のチャートで1位を獲得する大ヒットとなっているダフト・パンク。ここ日本でも、同アルバムは非常に高い評価を得ている。しかし、日本では同アルバムよりも、今から12年以上前に発売された2枚目のアルバム『Discovery』のインパクトがあまりに大きく、現在に至るまでより注目を浴び続けているのだ。
『Discovery』は、2001年3月に発売されたアルバム。このアルバムが発表から12年以上経つ現在に至るまで注目を浴び続けている最大の要因は、収録曲『One more time』だろう。2000年代最大のヒットダンスチューンであり、現在でもテレビやBGMなど多くの場面で耳にすることができる同曲。日本ではこれまで、数々のCM・キャンペーンで同曲が使われてきており、最近では2012年12月より放映されたauのテレビCM『FULL CONTROL』篇で使用された。
このCMでは、若者たちが渋谷のスクランブル交差点で同曲に合わせて体を動かしているシーンがあり、現在でも同曲が若者のダンスミュージックカルチャーの象徴的な1曲であることを示しているといえるだろう。
そしてさらに、今年2013年になってもアルバム『Discovery』の収録曲がCMに使用されている。約10年ぶりに刷新された「The new Audi A3 Sportback」のCM、つまり自動車のCMだ。9月から放映されている同CMで使われている曲は、『Harder,,Better,Faster,Stronger(邦題:仕事は終わらない)』という曲である。同曲は、『One more time』と同じく2000年代ダンスミュージックを代表する人気曲のひとつであり、軽快なリズムと韻を踏んだフレーズがくせになる1曲。CMも、同曲のそのような特徴を最大限に活かしたうえで新しいAudiの性能を存分に伝える構成になっている。
New Audi A3 Sportback CM
冒頭で紹介した『Random Access Memories』が、ソウルミュージックへのリスペクトを感じさせる良作であることは間違いないが、それを差し置いてフィーチャーされる12年前のアルバム『Discovery』。同作には、過去にGAPのCMで使用された『Digital Love』などのナンバーも収録されている。今後も日本では、同アルバムが時代を越えて愛され続けていくことだろう。
【参照リンク】
・The new Audi A3 Sportback Debut: TVCM
https://www.youtube.com/watch?v=QHzx_bFUyuQ&feature=player_embedded#t=1
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