ヤクルト・スワローズのウラディミール・バレンティンが素晴らしいペースでHRを量産し、9月1日終了時ですでに52本のHRを放っている。
現在のシーズンHR記録は、王貞治他の55本だが、過去には「王の記録を抜かせるな!」と、ローズ(近鉄)やカブレラ(西武)などに対し、醜い四球合戦が繰り広げられたのは記憶に新しいところ。果たして巷の野球ファンの本音は、王の記録を「抜いて欲しい」「抜いて欲しくない」のどちらなのだろうか?
今シーズンのセ・リーグのHR王争いは、まずDeNAのブランコが超ハイペースで先行したものの、バレンティンが猛追。7月はじめにブランコに追い付くと一気にペースを上げ、8月だけで月間HR記録となる17本のHRを放ち、一気に50本の大台を超えた。
上述のローズやカブレラは、数試合を残すのみで王の記録に並んだため、あえなく四球攻撃に涙を飲んだが、バレンティンはまだ28試合も残しており、敵チームが全打席で勝負を避けるのは非現実的。プレーオフが導入され、3位までがプレーオフに進める現状のルールでは"シーズンを捨てたチーム"など存在せず、バレンティンにとって記録を抜く条件は十二分に整っている。
新記録達成まであと4本となった現在、野球界の話題を一身に集めるバレンティンだが、2ちゃんねるを見ると、「王の記録を抜くな」という声は少なく、
「60本打って欲しいなぁ~」
「軽く記録更新と行きたいとこだね」
と、バレンティンに記録更新を期待する声が多い。また、ボチボチと四球が増え始めた状況については、
「王の記録を守って、イチローやマー様の記録が軽んじられる結果になる」
「ファンは四球じゃなくてHRを観に来てるんだよ」
「正々堂々と勝負しないと王さんが悪者になるのに」
と、否定派が圧倒的多数だが、バレンティンのあまりの好調ぶりに、
「俺が相手の監督だったら全打席敬遠するわ
そっちのほうが絶対勝てるからな」
「ベイス(ベイスターズのこと)投手陣がマトモに勝負に行ったら全部ホームランにされちまうわなw」
という声も登場している。
こうした状況ゆえ、バレンティンの四球の数がHR並に注目の対象となっており、ネット上には、
「金曜5打数2四球
土曜5打数2四球
日曜4打数2四球
3連戦14打数6四球」
「8/31 井納 翔一 2打数2四球
8/30 三嶋 一輝 2打数2四球
8/29 川上 憲伸 1打席目四球
8/29 岩瀬 仁紀 敬遠
8/28 浅尾 拓也 登板していきなり四球
8/27 中田 賢一 初回1打席目四球」
と、四球に着目した"四球監視隊"が次々と登場。四球はあくまでも戦術の一環だが、酷い四球攻撃をしたチームや選手は、間違いなくネット上で酷い批判に晒されることになりそうだ。
【参照リンク】
・バレンティンがHR56本以上打ちそうな件について-ログ速
http://www.logsoku.com/r/base/1378004062/
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