東の石原慎太郎、西の橋下徹という2人の人気政治家が共同代表を務める日本維新の会で、発言を巡って、代表同士が舌戦を展開。18日には石原氏が橋下について「終わったね」と発言したと伝えられるなど、参院選を前に混乱は深まっている。
日本維新の会は、当時大阪府知事だった橋下徹氏が2010年に設立した地域政党「大阪維新の会」に、自民、民主ほかの議員が参加し、12年9月に誕生。同年11月には、「たちあがれ日本」改め「太陽の党」も合流し、石原慎太郎氏と橋下氏が共同代表を務めている。
しかし5月の橋下氏の慰安婦問題発言以来、歴史認識を巡って意見の食い違いが表面化し、5月19日に行われた両者の会談では、歴史問題に関する党の統一見解をまとめないことで合意。今月18日には、公の場での謝罪を求めた石原氏に対し、橋下氏がこれを固辞し、スポーツ報知は「終わったね...、この人」という石原氏のコメントを紹介している。
この2人の"ケンカ"は、ネット上でも大いに話題となっており、2ちゃんねるのスレッドには、わずか1日で6000件以上の書き込みが殺到。スレッドには、
「橋下には政治は無理
マスコミがおだてて調子こいてるけど、ただのタレント」
「橋下はただの目立ちたがり屋」
と、石原氏発言を肯定する意見、
「お前はもう終わっている
お前がな」
「終わっているのは石原 維新から出ていけ」
「石原には言われたくないだろうよ橋下もさ」
など、橋下氏側の肩を持つ意見、
「同じ維新なら内部で解決しろよ」
「そもそも東京と大阪のお山の大将同士がうまくやれるわきゃないわけで」
「終わっている奴対決!」
「考えが違う事なんか初めから分っていた事じゃないか」
さらに石原・橋下をまとめて「終わってる」とする意見が登場し、まさに三つ巴の論争が繰り広げられている。
23日には都議選の投開票が行われ、7月には今後の政局を占う参院選が行われる。このゴタゴタについては、橋下氏が進退問題を口にするなど、両者引く構えはゼロ。党分裂をも含め、維新の会周辺は一切の予断を許さない状況が続いている。
【参照リンク】
・慎太郎氏が橋下市長に「終わったね...この人」-スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130619-00000050-sph-soci
・【政治】石原慎太郎氏が橋下市長に「終わったね...この人」★7-2ちゃんねる
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1371699631/
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