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若い頃誰もが経験したことだと思うが、何種類もお酒をチャンポンして結局前後不覚の無茶苦茶な酔い方をしたときの楽しさとヤバさに似ているのがこのアルバム。
犯罪的なバンドとして過小評価されている彼らによる、現在の所の最高傑作だ。
彼らの2010年のデビュー作『Innerspeaker』はオーストラリア出身な彼らの陽性の身力が存分に引き出された好盤だったが、今作はあらゆるレベルでもっと野心的。ギターはラウドでソングライティングももっと挑戦的である。
実験的だった『Black and White』に続く5年振りの新作。円熟と粋さと、ロックンロールのスリルが共存可能であることを証明した。
8曲中6曲がオリジナルではなく、コンピレーション・アルバムと言った方が良いかもしれない作品だが、テクノ、EDMなど様々な呼称が節操なく横行する中、彼だけは常にオリジナリティのある音、作品を作り続けて来たことを改めて認識させられる内容だ。
2012年これほどまで賛否両論分けた存在もいなかった。あまりにぎこちないパフォーマンスと、「Video Games」などの文句無しの名曲達。ラスベガスのラウンジのようなクールさを狙っても、どこか隙があるのもこの作品のロマンティックな魅力。
去り行く者に対し、膝まずき「行かないでくれ」と泣いて懇願する。これほどシンプルで悲痛な想いはない。リーはそんな割れてしまわんばかりの胸の痛みに寄り添ってくれるかもしれない10曲をアルバムとして世に送り出した。
通算6枚目のスタジオ・アルバム。圧倒的なまでの構成力で複雑かつ物語性のある内容に仕上がっている。まるでこのバンドそのもののような傑作だ。
バンドの中心人物アリソン・ベイカーの想い描いている音像がついに結実した作品。パンクの怒りと70、80年代FMラジオの王道ロック、ポリスもパット・ベネターもブラック・フラッグも同じボウルの中でごちゃ混ぜになったかのようである。
ここ10年、ドラッグとアルコールとの決別をしたというニールだが、これはまるでそれと逆行するかのようなタイトルと内容だ。15分にも及ぶ爆音のジャムが3つもあり、歌詞の内容やサビやコーラスよりもひたすらギター讃歌が続く。しかしクレイジーホースとの作品はやはりこうでなきゃ、と納得させられる暴れっぷりが痛快な35枚目。
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<Spinner>と<AOL Music>編集部が、2012年の傑作アルバム・ベスト50を発表! 今年はなんとも言い難い雑多な年であった。クラシックなロッカーも、インディーも、R&Bのルーキーも、エレクトロの魔術師も、ヒップホップの重鎮も活躍する、様々なジャンルが色々なところで盛り上がり方を見せていたのだから。以下にて、今年きらりと輝いたアルバム作品を50位から紹介していこう。
50. ザ・フレーミング・リップス『The Flaming Lips and Heady Fwends』
若い頃誰もが経験したことだと思うが、何種類もお酒をチャンポンして結局前後不覚の無茶苦茶な酔い方をしたときの楽しさとヤバさに似ているのがこのアルバム。
49. マーダー・バイ・デス『Bitter Drnk, Bitter Moon』
犯罪的なバンドとして過小評価されている彼らによる、現在の所の最高傑作だ。
48. Tame Impala『Lonerism』
彼らの2010年のデビュー作『Innerspeaker』はオーストラリア出身な彼らの陽性の身力が存分に引き出された好盤だったが、今作はあらゆるレベルでもっと野心的。ギターはラウドでソングライティングももっと挑戦的である。
47. ザ・ハイヴス『Lex Hives』
実験的だった『Black and White』に続く5年振りの新作。円熟と粋さと、ロックンロールのスリルが共存可能であることを証明した。
46. フォー・テット『Pink』
8曲中6曲がオリジナルではなく、コンピレーション・アルバムと言った方が良いかもしれない作品だが、テクノ、EDMなど様々な呼称が節操なく横行する中、彼だけは常にオリジナリティのある音、作品を作り続けて来たことを改めて認識させられる内容だ。
45. Lana Del Rey『Born To Die』
2012年これほどまで賛否両論分けた存在もいなかった。あまりにぎこちないパフォーマンスと、「Video Games」などの文句無しの名曲達。ラスベガスのラウンジのようなクールさを狙っても、どこか隙があるのもこの作品のロマンティックな魅力。
44. リー・フィールズ『Faithful Man』
去り行く者に対し、膝まずき「行かないでくれ」と泣いて懇願する。これほどシンプルで悲痛な想いはない。リーはそんな割れてしまわんばかりの胸の痛みに寄り添ってくれるかもしれない10曲をアルバムとして世に送り出した。
43. ザ・ウォークメン『Heaven』
通算6枚目のスタジオ・アルバム。圧倒的なまでの構成力で複雑かつ物語性のある内容に仕上がっている。まるでこのバンドそのもののような傑作だ。
42. Dirty Ghosts『Metal Moon』
バンドの中心人物アリソン・ベイカーの想い描いている音像がついに結実した作品。パンクの怒りと70、80年代FMラジオの王道ロック、ポリスもパット・ベネターもブラック・フラッグも同じボウルの中でごちゃ混ぜになったかのようである。
41. ニール・ヤング『Psychedelic Pill』
ここ10年、ドラッグとアルコールとの決別をしたというニールだが、これはまるでそれと逆行するかのようなタイトルと内容だ。15分にも及ぶ爆音のジャムが3つもあり、歌詞の内容やサビやコーラスよりもひたすらギター讃歌が続く。しかしクレイジーホースとの作品はやはりこうでなきゃ、と納得させられる暴れっぷりが痛快な35枚目。
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