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ケンドリック・ラマー
ラマーの『good kid, mAAd city』が果たしてヒッピホップ史に残る傑作なのかどうかは、もう少し精査が必要かも知れないが、少なくともこのアルバムを耳にした批評家のほとんどが恋に落ちてしまったのは確かだ。ヒップホップのサウンドがどんどんと洗練されて人工的になっていくのとは逆に、生と死を丁寧なソングライティングとビートメイキングで綴った傑作。
カーリー・レイ・ジェプセン
今年至るところで耳にした「Call Me Maybe」。ジャスティン・ビーバーと同じマネージメント会社(ジャスティンの名物マネージャー、スクーター・ブラウン氏に見いだされる)と契約している彼女は、実は27歳。よく対比されるジャスティンとは9歳も違うし、彼女が歌の中で演じてみせるキャラクターよりも10歳ほど年がいっていると言わざるを得ないが、それは大した問題ではない。クラブのダンスフロアから8歳の女の子まで夢中にさせた彼女の勝利である。
2チェインズ
本名タウヒード・ヒード(36歳)。かれこれ15年もの活動歴を誇るアーティストだが、今年に入って飛躍。カニエ・ウェストをはじめ多くのヒップホップ・アーティストの信頼を得ている。
ファン
ファースト・アルバム『Aim and Ignite』をリリースしたのは2009年のこと。しかし今年こそが彼らにとっての躍進の年であったのは間違いないだろう。「Best New Artist」「Song of the Year」「Album of The Year」を始めとするグラミー賞6部門にノミネートされており、ニューネームとしては破格の活躍ぶりを見せた。
エイサップ・ロッキー
ハーレム出身のロッキーは、一昨年ミックステープをリリースしている。しかし彼が話題になったのは、今年に入ってリアーナのオープニングを務めるなど活躍の場を広げてからだ。西海岸出身オッド・フューチャー、シカゴのカニエやコモンらが活躍する中、ニューヨークの期待の星として躍進。ラマーと共にドレイクのツアーにも参戦していて、今後ヒップホップ界の台風の目となるかもしれない。
ミゲル
今年はミゲルとフランク・オーシャンらの活躍のおかげで、R&B界にとってこれほど豊作な年は稀と言われるまでになった。ミゲルは2013年グラミー賞5部門にノミネートされ、そのうち2部門をオーシャンと争う。
ゴティエ
「Somebody That I Used To Know」がじわじわと話題になり、最終的には今年最大のヒットとなった。グラミーにノミネートされていないのが不思議なくらいである。親しみ易いメロディと少しひねりの利いた歌詞もユニーク。そして同曲はチェンバー・ポップスの世界的ヒットソングとして知られるようになった。
アラバマ・シェイクス
今回のリストで唯一のロック・バンドだ。ジャニス・ジョプリンとも比較されるブリタニー・ハワードのパワフルな歌唱と、ライブ・バンドならではのエネルギッシュな演奏で人気を博す彼らは、今年のグラミー賞3部門にノミネートされている。
ワン・ダイレクション
ボーイズ・バンドとしては久々の大ヒットを生み出している。世界中の女子を熱狂させ、キュートなルックスながらもタトゥー大会に興じるなど、ちょいワルな面もたまらない。ツアーは勿論ソールドアウト、おまけに1番人気のハリーは現在、歌姫テイラー・スウィフトの最新ボーイフレンドだ。
チーフ・キーフ
わずか17歳にしてインタースコープと契約した神道ラッパーにして、メインストリームで最も悪名高い問題児。シカゴでギャンクと関係のあった16歳のリル・ジョジョが銃殺された事件の捜査線上に名前が上がるなど、取り扱いに困る爆弾のような存在だ。いずれにせよ話題のアーティストである。
フランク・オーシャン
ビヨンセにも曲を提供するなど、若くして実力派の作家として活動してきたが、ついにリリースされた『channel ORANGE』は批評家達に軒並み絶賛され、今年は6部門ものグラミーにノミネートされている。オッド・フューチャーの一員としても活躍しているフランクだが、最も話題となったのは彼が葛藤の末に同性愛をカミングアウトしたことだろう。R&Bやヒップホップの世界ほどホモフォビア(同性愛や同性愛者を嫌悪/憎悪すること、否定的な価値観を持つこと)な世界はない。彼の勇気ある一歩はそのシーンにいる多くの人々を励ましたことだろう。
ハンター・ヘイズ
カントリー界のジャスティン・ビーバーとも言えるヘイズ。しかしテイラー・スウィフト同様、幅広くティーンに支持されている(勿論ほとんどが女性だが)。今年のグラミー賞3部門にノミネートされている。
ゼッド
ゼッドはドイツ出身のEDMプロデューサー。ジャスティン・ビーバーの「Beauty and the Beat」をプロデュースし、レディ・ガガのオープニング・アクトを務め、さらに彼女の最新アルバムの製作でトラックメイカーとして大活躍している。クラシックピアノのトレーニングを積んだ経験もある彼は、23歳にしてEDM界で最も影響力のある人物と言えるのかもしれない。
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「Call Me Maybe」、「Somebody That I Used to Know」に席巻された1年と言っても過言ではないように思えるが、ちゃんと振り返ってみればとても実り多き年であった2012年。カーリー・レイ・ジェプセンやゴティエ以外にもワン・ダイレクション、ファン、そしてヒップホップ勢も話題が多かった。残念なのはロックからはアラバマ・シェイクス以外の強力なニューカマーが無かったことだろう。それでも各ジャンル偏ることなく、フレッシュなアーティスト達がブレイクしている。以下で振り返ってみよう。
ケンドリック・ラマー
ラマーの『good kid, mAAd city』が果たしてヒッピホップ史に残る傑作なのかどうかは、もう少し精査が必要かも知れないが、少なくともこのアルバムを耳にした批評家のほとんどが恋に落ちてしまったのは確かだ。ヒップホップのサウンドがどんどんと洗練されて人工的になっていくのとは逆に、生と死を丁寧なソングライティングとビートメイキングで綴った傑作。
カーリー・レイ・ジェプセン
今年至るところで耳にした「Call Me Maybe」。ジャスティン・ビーバーと同じマネージメント会社(ジャスティンの名物マネージャー、スクーター・ブラウン氏に見いだされる)と契約している彼女は、実は27歳。よく対比されるジャスティンとは9歳も違うし、彼女が歌の中で演じてみせるキャラクターよりも10歳ほど年がいっていると言わざるを得ないが、それは大した問題ではない。クラブのダンスフロアから8歳の女の子まで夢中にさせた彼女の勝利である。
2チェインズ
本名タウヒード・ヒード(36歳)。かれこれ15年もの活動歴を誇るアーティストだが、今年に入って飛躍。カニエ・ウェストをはじめ多くのヒップホップ・アーティストの信頼を得ている。
ファン
ファースト・アルバム『Aim and Ignite』をリリースしたのは2009年のこと。しかし今年こそが彼らにとっての躍進の年であったのは間違いないだろう。「Best New Artist」「Song of the Year」「Album of The Year」を始めとするグラミー賞6部門にノミネートされており、ニューネームとしては破格の活躍ぶりを見せた。
エイサップ・ロッキー
ハーレム出身のロッキーは、一昨年ミックステープをリリースしている。しかし彼が話題になったのは、今年に入ってリアーナのオープニングを務めるなど活躍の場を広げてからだ。西海岸出身オッド・フューチャー、シカゴのカニエやコモンらが活躍する中、ニューヨークの期待の星として躍進。ラマーと共にドレイクのツアーにも参戦していて、今後ヒップホップ界の台風の目となるかもしれない。
ミゲル
今年はミゲルとフランク・オーシャンらの活躍のおかげで、R&B界にとってこれほど豊作な年は稀と言われるまでになった。ミゲルは2013年グラミー賞5部門にノミネートされ、そのうち2部門をオーシャンと争う。
ゴティエ
「Somebody That I Used To Know」がじわじわと話題になり、最終的には今年最大のヒットとなった。グラミーにノミネートされていないのが不思議なくらいである。親しみ易いメロディと少しひねりの利いた歌詞もユニーク。そして同曲はチェンバー・ポップスの世界的ヒットソングとして知られるようになった。
アラバマ・シェイクス
今回のリストで唯一のロック・バンドだ。ジャニス・ジョプリンとも比較されるブリタニー・ハワードのパワフルな歌唱と、ライブ・バンドならではのエネルギッシュな演奏で人気を博す彼らは、今年のグラミー賞3部門にノミネートされている。
ワン・ダイレクション
ボーイズ・バンドとしては久々の大ヒットを生み出している。世界中の女子を熱狂させ、キュートなルックスながらもタトゥー大会に興じるなど、ちょいワルな面もたまらない。ツアーは勿論ソールドアウト、おまけに1番人気のハリーは現在、歌姫テイラー・スウィフトの最新ボーイフレンドだ。
チーフ・キーフ
わずか17歳にしてインタースコープと契約した神道ラッパーにして、メインストリームで最も悪名高い問題児。シカゴでギャンクと関係のあった16歳のリル・ジョジョが銃殺された事件の捜査線上に名前が上がるなど、取り扱いに困る爆弾のような存在だ。いずれにせよ話題のアーティストである。
フランク・オーシャン
ビヨンセにも曲を提供するなど、若くして実力派の作家として活動してきたが、ついにリリースされた『channel ORANGE』は批評家達に軒並み絶賛され、今年は6部門ものグラミーにノミネートされている。オッド・フューチャーの一員としても活躍しているフランクだが、最も話題となったのは彼が葛藤の末に同性愛をカミングアウトしたことだろう。R&Bやヒップホップの世界ほどホモフォビア(同性愛や同性愛者を嫌悪/憎悪すること、否定的な価値観を持つこと)な世界はない。彼の勇気ある一歩はそのシーンにいる多くの人々を励ましたことだろう。
ハンター・ヘイズ
カントリー界のジャスティン・ビーバーとも言えるヘイズ。しかしテイラー・スウィフト同様、幅広くティーンに支持されている(勿論ほとんどが女性だが)。今年のグラミー賞3部門にノミネートされている。
ゼッド
ゼッドはドイツ出身のEDMプロデューサー。ジャスティン・ビーバーの「Beauty and the Beat」をプロデュースし、レディ・ガガのオープニング・アクトを務め、さらに彼女の最新アルバムの製作でトラックメイカーとして大活躍している。クラシックピアノのトレーニングを積んだ経験もある彼は、23歳にしてEDM界で最も影響力のある人物と言えるのかもしれない。
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