「設定が笑えない」北朝鮮テロリストがホワイトハウスを占拠、アメリカ大統領を人質に取るという前代未聞のテロ映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』。全米興行収入も1億ドルに迫るヒットを記録し、日本での公開も待ち遠しい本作だが、編集部は今回、またしてもシャレにならない本編映像を独占入手した。
北朝鮮テロリストに制圧されたホワイトハウス館内。ただ一人、ホワイトハウスと大統領を奪還すべく潜り込んだ元大統領SPのバニング(ジェラルド・バトラー)は、テロリストのリーダーは誰なのか、軍団は何人編成なのかを聞き出そうと、捕らえたテロリスト2名を拷問にかける。
「英語話せるのか?学校で習ったか?」にこやかに語りかけるバニングに少し安心したのか、笑顔を見せたテロリストの喉元にナイフをズブリ、瞬殺。それを見て怯えるもう片方のテロリストは恐怖のあまり朝鮮語で何かを話そうとするが、コイツの太ももにもナイフをズブリ。そして一言、「英語で話せ」・・・。無慈悲とは正にこのことである。
ジェラルド・バトラーは、かつてザック・スナイダー監督作『300〈スリーハンドレッド〉』で、たった300名のスパルタ兵を率い、100万人のペルシア軍に無謀な戦いを挑む王を演じ、『完全なる報復』では愛する妻と娘を惨殺され、不当な裁きを下した司法に復讐を仕掛けるなど、その殺しまくりの姿と男気で世界中の野郎どもの魂を熱くさせた俳優だ。
その後『P.S.アイラヴユー』『幸せの1ページ』など、ロマンチックな映画での評価も高い俳優だが、やはりバトラーのハマリ役は"殺しの鬼"なのだ、と再確認させる映像である。
久々に本性を表し、生き生きしているジェラルド・バトラーの北朝鮮との戦いに引き続き注目だ。今月末に来日も決定したが、読者のみなさんはもしどこかでバトラーに会っても絶対にナメた態度は取らないよう注意だ!
『エンド・オブ・ホワイトハウス』は6月8日から公開
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