13日、国連食糧農業機関(FAO)が、昆虫を食べることを推奨する報告書を発表。将来的な食糧危機のことを考えると、カブトムシや芋虫などの昆虫を食べるのは環境にもやさしい食糧源になるとした。
報告書は15項目にわたって、「昆虫を消費することの果たす役割」や、欧米諸国では昆虫を食すことに根強い抵抗があることを踏まえながら「昆虫を食すことはとても自然であること」などが解説されている。
FAOでは「全世界人口の3分の1は昆虫を食べている」とし、Twitterでは全世界に1900種もの食べられる昆虫がいることなど、「昆虫を食べることの自然さ」をさまざまに訴えているが、このニュースに対し、外国人たちも
「興味深い」
と、ひとつの考え方として関心をもつ人もいるものの、
「新しいダイエットになりそうだな...」
「無理」
「スープのなかに蝶が入っていたらどうなのよ...」
と、微妙な反応。
日本でも、一部地域でイナゴを食べる食文化もあるものの、全国的に昆虫を食すとは言い難いが、最近では「昆虫食」の人々がメディアで取り上げられることも。
朝日新聞デジタルでは昨年、「夏はセミがいちばん。秋にはバッタが旬を迎えます」とすっかり昆虫食にハマっている女性や、落花生の代わりにセミの幼虫を使った「セミ鳴りおこし」、孵化直後に乾燥させたカマキリをちりばめた「綿菓子のカマキリちらし」などを食べる会の様子がレポートされている。
今年になり、週刊朝日では、昆虫食研究の第一人者で『昆虫食文化事典』などの著書がある三橋淳さんが、「昆虫が食糧危機を解決する鍵になり得る」と解説している。
人口が90億人になったら人は昆虫を食べるようになる?(dot.)
http://dot.asahi.com/wa/2013040100023.html
昆虫食女子の時代? 見た目ちょっと...でもサクサク(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY201208040708.html
「昆虫食」というと拒否反応を示してしまう人もまだまだ多いが、動物だって魚だって、「生き物を食べる」という意味では同じかもしれない。皆さんは「昆虫食」、どうだろうか?
Edible insects-Future prospects for food and feed security(FAO)
http://www.fao.org/docrep/018/i3253e/i3253e00.htm
FAO Forestry Twitter
https://twitter.com/FAOForestry
FAOnews Twitter
https://twitter.com/FAOnews
The latest buzz: eating insects can help tackle food insecurity, says FAO(UN News Centre)
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=44886&Cr=food+security&Cr1=#.UZGjDbV7LD4
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