4月1日、各社が遊び心にあふれたエイプリルフール用のネタ企画を競い合う中で、ひと際注目を集めた、LIG社の「嫁募集」ページ。同社でメディア事業部の部長を務める竹内紳也さん(通称、紳さん)が、会社の公式ホームページで「ガチで」お嫁さんを募集するという企画。バラの花びらをバックにポーズをとる紳さんのふざけた写真とはうらはらに、嫁に求める条件として「20歳〜35歳の女性の方」「将来、長野県の田舎で一緒に暮らせる方」「300万円を超える借金をもっていない方」という堅実な条件を挙げるなど、本気なんだか冗談なんだか分からない企画でしたが、多くのリツイートやいいね!を集めて大きな話題を呼んでいました。
あれからわずか2週間あまり、同社のHPに「結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由。」というタイトルの記事がアップされます。なんと、エイプリルフール企画をきっかけに、紳さんがお嫁さんを見つけ、そのまま秒速で結婚までしてしまったといいます。
同社によると、冗談半分で出したこの企画に、全部で14通もの応募があったそうです。中でも紳さんの目を引いたのが、「結婚のご提案」というタイトルのついたパワポ資料を送ってきた28歳の女性。その資料には、なぜ自分が紳さんと結婚したいと思ったのか、紳さんが奥さんに求める条件にいかに自分がふさわしいかが熱い情熱とともにプレゼンされていたそうです。提案書の最後には「真面目な話」と題して、父親の死や祖母の病気を通じて結婚というものを真剣に考えるようになった経緯が細かく記されていました。
この「提案書」を読んだ紳さんは、彼女の熱意に感動し、すぐにお返事の提案書をパワポにまとめ、上司とともに彼女の務めるトレンダーズ株式会社に赴きました。トレンダーズ社社長の協力の下、彼女にはただの「商談」とだけ伝えられ、ついに紳さんの人生をかけた「プレゼン」がはじまります。前日からしっかり練習をしてきたという紳さんのプレゼンは見事成功。二人はそのまま区役所へ直行し婚姻届を提出しました。こうして30年間彼女もいなかった紳さんは、エイプリルフールからわずか2週間あまりで、見事にお嫁さんをゲットしたのです。
この信じられないような話に、ネット上では「はじめましてでプロポーズとかすごい」「( ゚д゚)ポカーン」「二人ともお幸せに!」「なんか知らんが読んでて涙出てきた」「結婚は勢いが大事って言うけど、これはwww」など驚きや祝福の声が次々と上がっています。
LIG社:結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由。
http://liginc.co.jp/news/notice/other-notice/23810
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