アン・ハサウェイは、映画初主演を飾った2001年公開の『プリティ・プリンセス』の有名な1シーンが全く台本になかったと明かした。
これは、『プリティ・プリンセス』を手掛けた故ゲイリー・マーシャル監督との思い出をスターたちが語る米ABCの特別番組『The Happy Days Of Garry Marshall』のインタビューにおいて、アンが明かしたもの。
『プリティ・プリンセス』は、ある日突然、実は自分が王女だと知らされた女子高生、ミアを描いた作品だ。映画の中で、アン演じるミアが、ベンチを上り下りしながら親友と語り合っている最中に、勢いよく足を滑らせ、尻もちをつき、大笑いするシーンがある。しかし、アンによると、転んだのはハプニングで、一切台本には書かれていなかったという。
インタビューの動画によると、このシーンはサンフランシスコの屋外で撮影され、その直前まで雨が降っていたそうだ。
アンは、撮影時の状況をこの様に振り返っている。「空が暗くなる中、私たちはベンチの上にいなければならなかったのですが、スタッフさんたちは、最善を尽くして雨を拭いてくれました」。
前述の通り、アンは勢いあまって転倒してしまうが、これが「魅力的な瞬間」だったと感じたマーシャル監督は、このシーンを撮り直さずにそのまま採用したという。
アンは、マーシャル監督について、このように語っている。「自然に起こる瞬間を一切恐れなかった事は、私が監督について大好きな事の1つです。もし、それが良ければ、映画に入れるんです。それがどこから来たのか、また、何か起きたのかは気にしませんでした」。このシーンを映画に残してくれたマーシャル監督の判断に感謝したい。
インタビューの模様は以下の動画をどうぞ(転倒シーンは動画の55秒辺りから)。
https://www.youtube.com/watch?v=V-2YkVY2rE8
■参照リンク
http://www.aol.com/
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