ゴムボートでおよそ2日間、海を漂流していたニュージーランド人の女性が、無事救助された。女性の母親が地元メディアに語った所によると、女性はあめ玉だけで空腹をしのいだという。

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ニュージーランド人女性のクシラ・スタインさん(47)は、ギリシャ南東のエーゲ海で漂流し、救助されるまでの37時間の間、あめ玉だけを口にし、空腹をしのいでいた。「New Zealand Herald」によると、スタインさんは救助後に母親に電話をかけ、「あめ玉があと1つだけ残っている」と伝えたという。

スタインさんは、マイクという名前の男性と、ヨットでトルコ南部からギリシャの首都アテネへと向かっていた。その航海の旅の3週間目のある日、ゴムボートを下ろして、一人で小さな島に散策しに行ったのだが、ヨットへ戻っていた最中にオールを落としてしまい、流されてしまったという。

マイクさんは、スタインさんからその日の夕方にヨットに向かうとメールをもらったものの、一向に戻らなかったため、翌日早朝に通報した。

熟練の船乗りだというスタインさんは、漂流中、日中に靴下を乾かしたり、ビニール袋で身を包んで寒さをしのいだり、飛行機が上空を通った時には鏡で光を反射させたりと、生き延びるために出来るだけの事をしたという。

「Medical News Today」が伝えるように、人間は水なしでは3日しか生きられないと言われ、脱水が心配されたが、ギリシャ沿岸警備隊による大規模な捜索により、無事、スタインさんは発見、救助された。

スタインさんの母親は、「New Zealand Herald」のインタビューで次のように明かしている。「娘はこう言いました。"生き残れるためにできる事は全てやった"とね」。

https://www.facebook.com/nzherald.co.nz/posts/10156763904511302


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