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J.J.エイブラムスと映像制作会社Bad Robotがワーナーと独占契約

2019/09/17 11:30 投稿

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おそらくすべての大手エンターテインメントおよびストリーミング企業から誘われた後、J.J. Abrams(J.J.エイブラムス)氏の映像制作プロダクションであるBad Robot Productions(バット・ロボット・プロダクションズ)はWarnerMedia(ワーナー・メディア)との独占契約を結んだ

Star Warsのディレクターことエイブラムス氏と、その妻で共同CEOのKatie McGrath(ケイティ・マクグラス)氏は、すでにWarner Bros.(ワーナー・ブラザーズ)と協力して「Castle Rock」や「Westworld」のような番組を作っていたが、この新しい契約はテレビだけでなく、映画やゲームを含んだ、デジタルプラットフォーム向けのコンテンツをカバーする独占契約だ。ちなみに同社は昨年、Tencent(テンセント)とゲーム部門を立ち上げている。

ワーナー・メディアの最高経営責任者であるJohn Stankey(ジョン・スタンキー)氏は、「ワーナー・メディアとAT&Tは、世界クラスのパートナーであり同僚となる.J.エイブラムス氏とケイティ・マクグラス氏との、長期的なコラボレーションを始めることを喜んでいる」と伝えている。「我々は素晴らしく思い出に残る物語やキャラクターを、複数のプラットフォームをつうじて世界中の視聴者に届けられる可能性に非常に興奮している。エイブラムス氏とマクグラス氏、および制作会社のBad Robotの全員が、並外れたビジョンと優れた映画制作、模範的な業界リーダーシップを、この取り組みと当社にもたらしてくれた」

ワーナー・メディアはストリーミングサービスのHBO Maxを来年にローンチする予定であり、この種の独占プロダクション契約は今後のストリーミング戦争における、重要な武器になることだろう。「Friends」の権利を取り戻すのもいいのだが、結局購読者は新たなコンテンツも欲しがるはずだ。

NBC UniversalやApple(アップル)も、Bad Robotとの提携を検討していると報じられている。WarnerMediaが今年の夏に勝者として残ったようだが、契約は昨日まで公式に明かされなかった。

金銭的条件は明らかにされていないが、The Hollywood Reporterによると買収額は2億5000万ドル(約270億円)が見込まれるという。

ワーナー・メディアによると、Bad RobotはWarner Bros. Television(ワーナー・ブラザース・テレビジョン)の傘下でテレビ番組を制作するが、コンテンツの外部販売も可能だという。また、Bad RobotはParamount(パラマウント)との既存の長編映画の契約も続けるとしている。そしてもちろん、Disney(ディズニー)はエイブラムス氏の新作映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の監督も担当する。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

この記事はTechCrunch Japanからの転載です。

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