「ナイキ」と言えば「AIR」。もう30年以上も前から、ナイキはシューズの底にエアークッションを用いてきました。しかしそろそろ、新しいクッション機構に移行するつもりかもしれません。ナイキは空気のかわりに弾力性ビーズを詰め込んだ新クッションシステムを持つランニングシューズ「Joyride Run Flyknit」を発表しました。このビーズクッションシステムの開発には10年もの時間をかけたと述べています。Joyrideは無数のビーズをクッション部に内蔵しており、ランナーのフットストライク、つまり足の裏の着地時の形にフィットするように変形して、最大限のパフォーマンスを引き出すとのこと。変形のしくみはインテリアショップなどに置いてあると思わず手に取って"もふもふ"したくなる、ビーズクッションの変形と同じような仕組みだと思えばわかりやすいかもしれません。
【ギャラリー】NIKE Joyride Run Flyknit15
面白いのは、このJoyrideには中敷きが付属していないところ。これは仕様です。つまり足の裏とビーズがとにかくフィットしやすいよう、間に挟まるものをなくし、できることなら直接ビーズの上に立つぐらいになることを、ナイキは目指したとのこと。
この仕組みであれば、Joyrideは実質的にあらゆるランナーの足に適応するはずです。そしてそれは、パフォーマンスを最大にするのを助けるはずだとNikeは主張しています。
Joyride Run Flyknitは8月15日より180ドル(約2万円)でグローバルに発売するとのこと。またナイキの会員サービスNike Plusのメンバーであれば、一足早く7月25日から商品を入手できます。ただし、ナイキはこの新しいビーズクッションシステムをJoyride Run Flyknitだけにとどめるつもりはなく、女性やキッズ向けのシューズにもやや遅れて今年後半から投入していく予定です。
この記事はEngadget 日本版からの転載です。
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