携帯専用機Nintendo Switch Liteの発表から一週間、任天堂がまたニンテンドースイッチの新モデルを発表しました。
といってもサイズや機能が大きく変わったわけではなく、従来モデルと原則おなじまま、内部改良によりバッテリー駆動時間を延長した改良型。
従来モデルは遊ぶゲームにより約2.5時間から約6.5時間のバッテリー駆動時間だったのが、新モデルでは約4.5から約9時間に延長。つまり約1.4倍から1.8倍長く遊べるようになりました。
発売は8月下旬ごろ。価格は2万9980円+税のまま変わりません。
バッテリー駆動時間以外のカタログ仕様は原則おなじ。形状も画面サイズも、Joy−Con着脱式であることも変わりません。
名称もNintendo Switchのまま、新モデルは「バッテリー駆動時間が長くなった新モデル」と呼ばれています。
新モデルが発売される8月下旬以降、店頭では新しい真っ赤なパッケージが目印になります(念のため店員さんに聞きましょう)。
また9月27日発売予定の「ドラゴンクエストXI Sロトエディション」のセット本体も、この駆動時間延長版になっています。
この改良型ニンテンドースイッチについては、米連邦通信委員会FCCに提出された文書から存在が推測されていました。
分かっていたのは、SoC (プロセッサ)とNANDメモリ(内蔵ストレージ)の種類が変わること、対応してメインCPU基板も変更すること。
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ニンテンドースイッチの発売は2017年3月。一般論として、プロセッサやメモリは同じ処理速度や容量のままでも、製造過程の改良などを通じて消費電力は小さく(発熱が少なく)、サイズも小さく、調達価格も安い製品に置き換わってゆきます。
新型スイッチの中身が具体的にどう変わったかはまだ分かりませんが、SoCとメモリの変更によっては、駆動時間が伸びただけでなく、たとえば読み込み速度が変わるようなこともあるかもしれません。
ニンテンドースイッチの新型といえば、今回の省電力モデルや携帯専用機のNintendo Switch Lite が発表される前から、「3DS市場の後継を狙った安価なモデルと、ゲーマー向けの上位版が開発されている」とのうわさがありました。
今回の新モデルは持ち出して遊べる時間が大幅に伸びた点で性能向上モデルではありますが、そのほかの部分は原則そのままで、「上位モデル」という気はあまりしません。このあとさらに新型があるのか、これがその「(駆動時間的に)上位モデル」だったのかも気になるところです。
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