20歳のインド人男性が、自分のために開かれていた葬式の最中に目を覚まし、家族や友人を驚かせたと、同国の地元メディアが伝えた。
英メディア「Independent」によると、インド北部ウッタルプラデシュ州の州都ラクナウに住む、ムハンマド・ファーカンさんは、6月21日、事故により意識を失い、私立病院に入院していた。そして、7月1日、ファーカンさんの家族が、延命治療の医療費をこれ以上支払えないと病院側に伝えたのち、死亡宣告を受けたという。
同日、ファーカンさんの体は自宅に安置され、後に家族が埋葬の準備をしていた時、奇跡が起こった。ファーカンさんの兄、イルファンさんは、「Hindustan Times」紙のインタビューにおいて、「悲しみに打ちひしがれ、皆で埋葬の準備をしていた時、何人かが弟の手足が動いたのを目撃したのです」と語り、こう続けた。「すぐにラム・マノハル・ロヒア病院に連れて行ったところ、医者から弟が生きているので、人工呼吸器を付けようと言われました」
医師によれば、ファーカンさんは、依然として重体だが、「心拍や血圧が安定し、反応もあり、人工呼吸器をつけている状態」で、容体は安定しているという。
米国やカナダでは、遺体に一般的にエンバーミングと呼ばれる防腐処理を施すことなどから、生きたまま埋葬されることはほぼ不可能に近い。
しかし、2001年、マサチューセッツ州アッシュランドにおいて、自殺を図りバスタブの中で倒れている所を発見された39歳の女性が、救急救命士の判断ミスで、病院ではなく葬儀場に送られ、遺体袋に入れられている中、意識を取り戻したという出来事があった。
■参照リンク
http://www.aol.com/
■関連ビデオ
(ID:2068540)
医療費が払えないって話なんだから最初から分かっていたことなのでは?