今回は、3Dプリンタで作った義足を装着し、見事、走れるようになった犬を紹介しよう。
犬のダービー君は、生まれつき前足が変形しうまく歩けなかった。しかし、『USA Today』が伝える所によると、3Dプリンタメーカーの3D Systems社でプロジェクトマネージャーを務めるテラ・アンダーソンさんに一時的に里親として引き取られ、大きな転機を迎えたという。
テラさんは、「この犬を何とか助けなければ」という想いで、まず、ダービー君に車輪のついた義足を装着。しかし、動きが制限され、理想的な物ではなかったため、職場の仲間たちと共に、3Dプリンタで新しい義足を作成することにしたのだ。
義足は、同社の「ProJet MJP 5600」という3Dプリンタによって作成された。このプリンタは、様々な素材を組み合わせて使用でき、丸みのある足部にはゴム素材を、ソケット部分にはより柔らかい素材が使われたという。
動物のための義肢や装具を提供しているアニマル・オルソ・ケア社の、ABC公認義肢装具士、デリック・カンパーナさんが、『USA Today』に語った所によると、3Dプリンタで義足を作成すれば、「人の手で造形するより5倍から10倍簡単で早く出来る」という。
テラさんらがこだわったのは、義足を装着しても、地面からなるべく高くならないようにすることだった。これにより、ダービー君は新しい義足にもすぐに慣れ、他の犬たちと同じように歩いたり走ったり出来るようになったのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=uRmoowIN8aY
3D Systems社は、その後、義足を改良。こちらは、足部が8の字の形をしており、これが膝のような役割を果たし、より歩きやすくなっている。この改良した義足を紹介する以下の映像の中で、ダービー君の飼い主、シェリー・ポルタノーヴァさんは、「他の犬と同じようにお座りをするんです」とコメント。同社への感謝を述べている。
https://www.youtube.com/watch?v=-yu_zVre0k4
■参照リンク
http://www.aol.com/
■関連ビデオ
コメント
なお2014年の出来事のもよう
数年前にもこんな事あったけど今はもっと技術の進歩や低コスト化したんだろうなと思って開いたらその数年前のだった
そもそもの話・・・普通に義足を買ってあげたら?あと他人の犬や人間相手には絶対やらないこと。責任問題だけじゃすまないからな・・・
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