中国で起きたビル火災で、19歳の青年がクレーン車を操縦し14人の命を救ったと、ニュースサイト『Shanghaiist』が伝えている。
蘭郡澤さんは、遼寧省撫順市の建設現場で働いていた際、付近にある7階建てのビルで火事が起きているのを目撃。ビルの1階で火災が発生したため、蘭さんは、とっさの判断で、クレーン車を操り、上の階にいた人たちを救出したのだ。
蘭さんに救出されたこのビルの3階の住人は、「ドアから出ようと2度試みましたが、失敗しました。とても不安になりましたが、窓から避難できると考えたのです」。
蘭さんは、この住人の助けを求める声を聞き、300メートル離れた建設現場からクレーン車を移動させたという。
「炎は、3階の住人のあと一歩の所まで迫っていました」と、蘭さんは語り、こう続けた。「最初に考えたのは、(3階に住む)この母親とその子供を地上に降ろすことでした」。
蘭さんは、その後、4階から6階の住人も救出し、30分の間に14人を助けた。しかし、『Fox News』が伝えた所によると、不運にも、この火災で1人が命を落としたという。心からご冥福をお祈りしたい。
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彼はわずかな時間で英雄になったのだ