アメリカで放映中の特番「Nicki Minaj: My Truth」が全3回に渡って放送された。ニッキーの生活に密着し、彼女の知られざる真実の姿を映し出すという内容だ。
エネルギッシュな女性ラッパーである彼女はアーティスト/セレブとして世間に話題を振りまいているが、先日報道された「アメリカン・アイドル」でのマライア・キャリーとの口論はかなりセンセーショナルな事件であった。
「Nicki Minaj: My Truth」の第2回目では、そのマライアとの口論騒動について触れている。マスコミに絡まれることなどニッキーにしてみれば日常茶飯事(もちろんマライアも)だが、今回、マライヤと口論している映像がリークしてしまったことには不快感を露にしており、とりわけ映像を観た大物テレビ司会者バーバラ・ウォルターズが、自身の番組「The View」でニッキーを「問題児」と発言したことに対しては激しく腹を立てたようだ。しかもその発言は番組にマライアをトークゲストに呼んだ席でのこと。さらに、その際ニッキーにはお呼びもかからなかったことが、なおさら彼女の怒りを強めてしまったようだ。
「もし私がJ.Lo(ジェニファー・ロペス)だったらバーバラ・ウォルターズも何かしらの連絡をよこしたはずよ」と「アメリカ・アイドル」の前任審査員の名を挙げ、「私はあの女からしたら取るに足らない、擁護する価値もない存在ってことでしょ? 私のコメントなんか何一つ聞こうともせずに! なんで? 私がラップやってるちっちゃい黒人の女の子だから? 私のことなんか何も知らないくせに問題児だなんて決めつけて、ふざけんじゃないわよ」と取りつくしまもない様子だ。
しかし、一方のウォルターズは、「ツイッターでニッキーに連絡を試みたが、何の返事もなかった」とコメント。なお、番組内ではマライアのことを「史上最高のシンガーの1人」、「常に見上げて尊敬していた存在」と話している。やはりあの映像は話題作りのためのやらせだったのか? それとも憧れの大スターを前に、かんしゃくを起こした素のニッキーの行動によるものなのか? 依然として本当のことはまだ語られてはいない。
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