米国の宝くじ「メガ・ミリオンズ」。先日、その1等の賞金の見積額が米国史上最高額に達したと話題を呼んだが、その宝くじを購入しようと外出して重傷を負い、病院に入院することになった87歳の男性が、結果として、100万ドル(約1億1200万円)を当選するに至った。

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WCAU局によると、ニュージャージー州ブラックウッドに住むアール・リビングストンさんは、宝くじを購入するため店に出かけたが、その途中で転倒。腰の骨を折りジェファーソン・ストラットフォード病院に入院することになったという。

リビングストンさんは、自身の悲しい入院の経緯を医師助手に話した所、宝くじの共同買いに参加するよう勧められた。この共同買いには、同病院のスタッフや患者の141人が参加した。

リビングストンさんの姪のボビー・ミックルさんは同局のインタビューでこのように語った。「おじさんは宝くじを買おうとして出かけたのに購入できなかった事で落胆していると病院で話した所、『私たちも共同で宝くじを買おうとしているんだけど、参加しませんか?』」と誘われたのです」

そして、不運が思わぬ幸運を呼び、100万ドルを見事射止め、リビングストンさんはその分け前を得るに至ったのだ。

リビングストンさんの家族によれば、残念な事に人工股関節置換手術を受ける必要があるとのことだが、リビングストンさんは当選の喜びを抑えきれない様子で、「皆さんに感謝します」、「とても感謝しています。そして、皆さんの幸運を祈ります。皆さんも幸せな長い人生を送りましょう!」と同局のインタビューでコメントしている。

ちなみに、今回のメガ・ミリオンズでは、サウスカロライナ州で15億3700万ドル(約1720億円)の当選者が出た。

■参照リンク
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