"ミスター・ハリウッド"ことアーノルド・シュワルツェネッガーの10年ぶりの主演復帰作『ラストスタンド』。本作でシュワは静かな町を守るワケありの老保安官・オーウェンズを演じている。
本作では、シュワと共に、敵の凶悪武装軍団を迎撃する事になってしまう町の仲間達「チーム・ラストスタンド(=最後の砦)」が登場するのだが、エキセントリックな武器マニア、やる気のない保安官、ダメな色男・・・など愛すべきボンクラが勢揃いしているので紹介しよう。こいつらで本当に大丈夫なのか!?
1、「ド変態武器マニア」ルイス・ディンカム(ジョニー・ノックスヴィル)
町で一番の変わり者で、武器オタク。二次大戦中に使われたヴィンテージ武器を収集し、お気に入りの武器にはヴィッキー、ジョルジェッタ、ヘンリエッタなど女性の名前をつけて愛でている。自慢の50経口リボルバー(愛称:ジョルジェッタ)で豚肉の塊を射撃すヒマを持て余してる。全く予測できない行動で対凶悪犯チームの突破口となるシーンに注目だ。演ずるはMTV「ジャッカス」のリーダーで世界中のバカの兄貴分、ジョニー・ノックスヴィルだ。
2、「やる気ゼロの保安官」フィギー(ルイス・ガスマン)
面倒事は避け、波風立たせることを嫌うベテラン保安官。このまま引退できればそれでいい、と思っており対凶悪犯の無謀な戦いに唯一反対する。温厚で優しい人物だが、一度キレると手がつけられないほど強く、西部劇のヒーローのように一人敵陣に突っ込むシーンはかなりグッと来るのでぜひチェックして欲しい。演じるのはルイス・ガスマン。『クロコダイル・ダンディー』『カリートの道』『ブラックレイン』『ブギーナイツ』など数々の名作に味のある役で登場しているので映画ファンなら必ず顔に見覚えのある名優だ。3、「ダメな色男」フランク・マルチネス(ロドリゴ・サントロ)
将来を期待されていたエリートだったが挫折し、酒に溺れる生活を送る残念な色男。泥酔して保安官事務所に投獄されている。だが、実は軍隊経験もあり、高い身体能力を持つのでオーウェンズも密かに信頼している。演じるのはブレイク間近、ブラジルのキムタクとも呼ばれるロドリゴ・サントロだ。
4、「チームの紅一点」サラ・トーランス (ジェイミー・アレクサンダー)
保安官オフィス唯一の良心だ。マルチネスとは恋仲だったが、昨今のダメっぷりに愛想をつかしている。大胆な行動力と抜群の射撃センスを持っており、頼りない同僚の保安官を引っ張る大活躍を見せる。演じるのは『マイティ・ソー』の女剣士・シフ役でその美貌とアクションセンスが一躍注目され、人気急上昇中の美女、ジェイミー・アレクサンダー。
今回シュワが演じるオーウェンズは最強ヒーローや無敵のサイボーグではなく、人生の痛みを背負った老いた一人の人間なのだ。もちろんド迫力のアクションで大暴れを繰り広げるが、一人で敵を叩き潰すのではなく、この頼りない連中のリーダーシップを取り、時には人生相談に乗ってやり、時代遅れの武器を手にとって共に凶悪犯に立ち向かうのだ。
今まで観たことがない全く新しいシュワと、「チーム・ラストスタンド」の面々の大活躍を劇場で確かめてもらいたい。
『ラストスタンド』は4月27日から全国公開
公式サイト
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