次の007役に、トム・ハーディはどうだろう? 5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロンナンが『The Daily Mail's Event Magazine』のインタビューに答え、ブロンナン自身、『007/ゴールデンアイ』以外は、ジェームズ・ボンド役として"十分ではなかった"と告白。また、『007/ダイ・アナザー・デイ』出演後、ボンド役を降りると伝えた際に、製作を務めたバーバラ・ブロッコリから続投を切望されたこと、役が抜けるまでに数年かかったことなどを語った。


そして、間もなく公開される『マンマ・ミーア!』続編について話したあと、話題は次期ジェームズ・ボンドへと移った。

『The Daily Mail』はブロスナンに、ダニエル・クレイグのあとのボンド役は誰が引き継ぐべきかを、このような言葉で尋ねた。「ハリウッドの#MeTooのあとに、ここまで女性を受け付けないヒーローが存在できるのだろうか?」

ブロスナンの答えはこうだ。

「ボンドはボンドだ。それを変えることはできない。女性がボンドを演じることはできるが、そうなったら、それはもうボンドではなくなる。ダニエル・クレイグは、すばらしいボンドだった。肉体も強靭で、危険性も感じさせる。この男なら人を殺せるかもって純粋に思える。彼は、この役を演じることは肉体的に大変だと言っていたけど、次回作でもボンドを演じる。その後、ボンド役に適任なのはトム・ハーディじゃないかな。彼が演じるのを見たい。役に'揺れ'を与えられる俳優が必要なんだ。それがボンドを作るからね」



彼が言う"揺れ"とは、"意外な展開"という意味だろう。もしくは、もしくはハーディに独特の予測不可能な撮影のことかもしれない。

自身のキャリアを取捨選択してきたトム・ハーディ。『ダークナイト ライジング』のベイン役から、スパイダーマンのスピンオフ作品である『ヴェノム』まで、大作シリーズものにも出演してきた。

次期007役としてハーディの名前が挙がるのは初めてのことではない。2015年、ボンド役を考えているかと聞かれた際、彼は『Sky News』にこう答えている。

"誰だってボンド役を考えていると思うよ。違うかな?"

シリーズ25作目となる『Bond 25』(原題)には、引き続きダニエル・クレイグが出演予定だ。だが、26作目に向けてピアース・ブロスナンの支持を得られたのは、トム・ハーディにとってもうれしいことだろう。

ピアース・ブロスナンが出演する『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は7月20日全米公開予定(2018年8月24日に日本公開予定)。トム・ハーディの『ヴェノム』は10月5日全米公開予定(2018年12月に日本公開予定)。ダニエル・クレイグの『Bond 25』は2019年11月8日全米公開予定だ(日本公開日は未定)。

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