かつて栄えていた伊豆半島も50年の月日が経てば廃墟になってしまう部分がある。<Mail Online>では、伊豆半島はかつて日本有数の観光地だったが、1970年代の海外旅行の低価格化以降、急激に訪問者の数が減少していると報じられている。
今回紹介する伊豆半島の廃墟の写真はフランス人の廃墟専門の写真家トマ・ジョリオンによって撮影されたものだ。
ジョリオンは<AnOther>のインタビューで、何故廃墟に惹かれるのかについて、「私はその土地の歴史よりも、その土地の美しさに惹かれます。情報によって興味を持つのは確かですが、私はそこを探訪することが何よりも楽しいのです」と回答。また、写真については、「そしてその場所に存在する光によって写真をイメージする楽しさが生まれます」とし、演出や照明は一切行わず、4x5フォーマットのカメラとカラーフィルムを使って撮影していることを明らかにしている。尚、旅行ガイドの<ロンリー・プラネット>は伊豆半島を、東京の明るいネオンと騒音に対する解毒剤だが、海外からの旅行者にはあまり知られていない場所だと紹介している。
トマ・ジョリオンの作品はコチラのフォトギャラリーから
■関連リンク
ボブ・イーガンの「ポップスポット」シリーズ 〜名盤が撮影された場所の'現在'を巡る旅〜
大空が生み出すアート「オーロラ 2012」
| Email this | Comments