僕はシカゴで育ったけど、まさか「米国大統領」になる日が来るとは思ってもみなかったよ。
何年もの間、道行く人たちは、僕がオバマ教授に似ているといつも言っていた。そしてオバマ氏が上院議員になった時も、そう言われた。写真を撮られる時は、僕は笑顔を作り、それが終わった後は、自分のいつもの生活を続けた。僕の家族と友人は、オバマ氏のものまねをやってみたらと勧めたけど、それには聞く耳をもたず、僕は自分の人生のゴール達成に向かって集中していたんだ。
2008年11月にバラック・オバマ氏が大統領に就任した時、僕はアメリカで最初の黒人大統領のものまね芸人になった。
大統領と僕には驚くべき類似点があるんだ : 僕たちはどちらもシカゴ育ちだし、身長も体重も同じ、父親は黒人で母親は白人、そして片親の家庭で育ったところなんかもね。
僕はその後の数年間、ものまねに磨きをかけ、この国の歴史において最も偉大な人物の歩き方と話し方を練習したんだ。
切磋琢磨の年月を重ねた後、僕は世界有数の企業で芸を披露するために世界中を旅し、数えきれないメディアに出演し、テレビにゲストとしていつも出演するようになり、映画で大統領の役を演じ、コメディークラブで主役を勤め、チャリティーや資金調達イベントでものまねをした。僕はその瞬間1つ1つを楽しんだ。
オバマ大統領自身の人気と政策に直接連動して、僕のスケジュールは超過密になったり、寂しいものになったりした。僕は良い時、悪い時、そして惨めな時も経験した。僕がやっていることに面白さを感じない人は、僕がものまねした人物に左右されて、僕を好きになる人もいたし、嫌いになる人もいた。僕は本当に攻撃をかわす必要があった。
僕のものまねの仕事は、僕がこれまでやって来たどんな仕事よりもやりがいがあるものだ。舞台や映画で僕は憧れの人と共演した。そして、大統領のものまねをやることによって、他のみんなに経験させてあげたいような機会を得る事が出来た。
僕のビデオの1つが最近、口コミで中国に広まり、海外での大統領の支持を上げるのに貢献している。
今日は大統領選があった夜で、僕は自分自身が出馬している気分だ。あと4年間、僕の仕事は保証され、家族と僕は安定した生活を送れるのだろうか ? はたまた、僕は人生の新しい1ページを始めることになるのだろうか ?
これから何が起こるにせよ、僕はとても恵まれてきたし、同時に、今まで大変な人生を送ってきたとも思うよ。
(原文:Barack Obama Impersonator Elected to Another Term?)
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レジー・ブラウン
コメディアン(バラク・オバマの物真似芸人として有名)
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