エリザベス女王の飼っていたコーギー犬の最後の1頭がこの世を去った。


最後の1頭となったのは、癌を患っていた14歳のウィロー。女王はやむなくウィローの安楽死を決断したと報じられている。女王は即位してから、30頭を超えるコーギーを飼ってきたという。

ウィローの死で女王は大きなショックを受けていると内部関係者は明かしている。

バッキンガム宮殿はまだ、このことについてコメントを出していないが、情報筋が英大衆紙『Daily Mail』に明かした内容によれば、「どのコーギーが死んだ時も女王の悲しみは深かったが、ウィローの死は女王を一段と動揺させている」という。

続けて、「恐らくウィローは、女王にとって幼少期を思い起こすような、両親や過去との最後のつながりだったからでしょう。1つの時代が終わったようにも感じますね」と同情報筋は語っている。

エリザベス女王のコーギー愛は、18歳の誕生日にコーギーのスーザンを父親であるジョージ6世からプレゼントされた事から始まった。1947年には、女王はフィリップ殿下との新婚旅行先であったスコットランドにもスーザンを連れて行ったそうだ。ウィローは、スーザンから数えて14代目にあたるが、女王は長い間この"ロイヤル・コーギー"の繁殖を行ってきたのだ。

英国王室にとって犬たちは大事な存在だ。2012年に行われたロンドンオリンピックでは、ダニエル・クレイグとショート・ムービーで共演を果たしている。エリザベス女王は、90歳の誕生日に宮殿で撮影した公式な写真撮影にも愛犬を収めた。

エリザベス女王は、コーギー犬のブリーディングを2015年から行っていない。「(自分の死後)どの子も置いていきたくない」というのがその理由だという。それでも、女王の元にはまだ2頭の別の犬種の犬がいる。「ドーギー」と呼ばれるコーギー犬とダックスフントのミックス犬だそうだ。

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